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買い物弱者に商品を届ける仕組みにふれるツアー【スタディツアー紹介】

みなさんこんにちは!リディラバ教育チームです!

リディラバでは、「私は社会を変えられる」をコンセプトに、全国の中学、高校と連携して社会問題を学ぶきっかけづくりをしています。(具体的にどんなことをしているかはこちらをご覧ください。)
ほぼ全ての人が経験する「修学旅行」「遠足」「社会科見学」などの学校行事に、私たちリディラバはお邪魔させてもらっています。そしてそこで中高生のみなさんと一緒に、社会問題の現場を訪れるスタディツアーを行なっています。そしてスタディツアーでは国際問題から身近な問題まで、様々な社会問題の解決に取り組む現場に足を運び、五感を使って社会問題を学びます。

では実際にどんなスタディツアーがあるの?ということで、このnoteでもツアーの紹介をしていきたいと思います!今回は毎回どの学校でも大人気!のあの大企業とタッグを組んだスタディツアーをご紹介します。


買い物に行けない人ってどうするの?物流拠点から買い物弱者に商品を届ける仕組みにふれるツアー

日々の生活に必要不可欠な買い物ですが、様々な事情で生活必需品の買い物に行けずに困難を抱えている人がいます。こういった人々のことを「買い物弱者」と呼びますが、経済産業省によると買い物弱者は日本全体で700万人いると推計されています。このツアーでは、そんな買い物弱者に食品を届けるサービスを行なっているセイノーホールディングスさんとコラボして、スタディツアーを実施しています。

買い物弱者ってどんな人?

買い物弱者とは経済産業省の「買い物弱者等に関する報告書」(平成26年)によると「流通機能や交通網の弱体化とともに、食料品等の日常の買物が困難な状況に置かれている人々」を指すと言われています。イメージしやすいものだと、過疎化が進んでいて高齢化率も高い地域周りに歩いていける(徒歩500メートル以内)にスーパーがない、自家用車もなく公共交通機関も不便であり、身体的にも困難を抱えている高齢者のような人々のことです。ただし、買い物弱者は高齢者だけの問題ではなく、「買い物に困難を抱えている」という人々ともう少し範囲を広げて考えると、身体障害者や、スーパーが空いている時間に買い物に行けない共働き夫婦やシングルマザーなど、推計されている以上に買い物弱者が存在していると言われています。

⬇️経済産業省「買い物弱者等に関する報告書」(平成26年)

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買い物弱者が生まれる背景として、少子高齢化や過疎化によって地域内での需要が下がり、食品や生活必需品を扱っている小売店が地域から撤退してしまうこと、また地方都市では郊外大型店にを中心とする店舗展開がどんどん進んでいることなどで生活必需品へのアクセスが悪くなることがある一方、時間的に制約がある人にとっては家族や近所づきあいなどのコミュニティの希薄化により買い物を頼める人がいないことも買い物弱者を生み出す要因の1つと言われています。

どんなツアー?

このツアーでは、カンガルーマークでお馴染みの大手物流企業西濃運輸を中核とする「セイノーホールディングス」とコラボして、ツアーを実施しています。
西濃運輸は企業向けの物流サービスを行なっていますが、ホールディングス全体として今、「買い物弱者」という社会課題解決のために子会社を立ち上げてビジネスを行なうなど、社会課題領域へも注力しています。大企業だからこそのノウハウと、社会課題解決に対する熱い想いの両面から話を聞けるのも、このツアーの魅力です。

ツアーではまず、セイノーホールディングスの社員の方より、買い物弱者が生まれる背景や、会社としてこの課題に取り組もうと思ったきっかけ、今後の展望などの熱い想いをお話頂きます。実際に社会問題解決に取り組む大人の話は、毎回生徒の胸に突き刺さります。

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その後、買い物弱者にものを届ける大元の物流の仕組みを学ぶために、西濃運輸の物流拠点を見学します。効率よくものを届けるための様々な設備や工夫、さらにBtoBの運送を担っている企業ならではの荷物は非常に興味深く、普段では見ることのできない物流の仕組みの裏側を見ることができます。

最後はおなじみのカンガルー便のトラックの前で記念撮影!新木場にある物流拠点からはお台場が一望でき、夏は隅田川の花火大会も見られるそうで、特に地方から来た修学旅行生には毎回大人気です!

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参加した生徒の感想

・ニュースなどで使われている単語で、知っているつもりの単語の本質を知れた。実際の定義に含まれない人でも買い物に苦しんでいる人はいると知れた。
・物流拠点の倉庫が大きく、効率化のためにシステムが統一、ハイテク化がなされていて、印象的だった。買い物弱者の問題は難しい問題だが、それを解決するために、様々な企業と協力し、社会問題を考える企業があることを知った
・ビジネスとして成立する、つまり、採算がとれないとやる人がいないこと。当たり前だけど、買い物弱者という高すぎる社会問題のかべは、なかなかやる人がいないから、ここまで来てしまったんだと思う。

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社会問題解決に取り組む大人の熱い思いを聞くことや、実際の現場を見て五感で感じた経験に生徒は非常に心揺さぶられ、自分たちに何ができるかを考える第一歩となったことと思います。

今年は新型コロナウイルスの影響でまだ社会問題スタディツアーを実施できていませんが、今後も来たる実施の日に向けて、他のスタディツアーもご紹介していけたらと思います!どうぞ今後ともご注目ください!

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