観察記録 23.11.11

人間に関する記事とは思えないタイトルで申し訳ないです。
前回の記事を書いてから読み返してみて、これが実在の人間に言う言葉かと、実は私がサイコパスなのではないだろうかと考え込んでしまいました。
そんなつもりではなかったのですが、人の心を持っていないのは私の方かもしれません。基本弱いものや小さいものには優しい人間(のつもり)ですが、権力がありながらそれに相応しくない傲慢な人や自分の事しか考えない人は別で、敵と見做すと容赦ないですし。

で、私には最初恋心を抱いたもののその後不信感マックスになり距離を取りたかった上司がいるのですが、一転して観察してゆこうと決めて、その記録第一稿です。
そのいきさつはこちらから。

ペテン師と書いてはいますが、そこまで真から嘘八百な人ではありません。
全然上手くやれていないし、今は周囲の人間を魅了していますが、近いうちにボロが出て心ある人は離れて、あとは同種の人間しか残らないでしょう。

というか、全然上手くやれてないと書きましたが、ある意味驚異的に上手くやっているとも言えます。
それはどういう事かというと、彼の行動で本心から出たものはおそらく一切ないからです。人によって接し方を変えて話を合わせて心を掴みますが、そこに彼の真心はありません。思ってもない言葉を発して、好きでもない相手に甘い言葉をささやく、本心でしか行動できない私にとっては考えられない凄い技です。逆に言えば、彼には本心というものがないのかもしれないと思います。それを見透かされるのが怖くて鎧を纏ってそれを見せないようにしているけど、鎧の中身は空っぽなのではないかと。
だからこそ相手に合わせて軽く話を合わせて表面的な人間関係を築けるのではないかと。
しかしそこには彼という芯がないため、人を纏めてゆくことはできません。
実際、彼を好きになりすぎた人(男性)が、おそらく私を悪者にしてたであろう上司の話を真に受けすぎて私を恫喝してきたりもしましたし。
そのへんが上手くやれてないという所以です。
彼の外面は、おそらくすべて作り物です。
中身はほぼないか、ちっぽけな寂しい子供のままです。

思えば、上司は私の肉親に似ています。
肉親もすべての行動を考え抜いた上でないと動けず、外では気を使いすぎて家の中では家族に当たり散らしていました。
外面がいい、というか、おそらくは本当の自分を人前に出せると思っていないので、それを出すと嫌われると思っていたので、人に好かれる自分を作ってガチガチに固めていました。
それは、逆に愛されたいからでした。
本当の自分を出すと愛されないから、偽りの自分で人に接するけど、結局本当の愛は得られない。家族に対してすらそれはそうでした。
なんて苦しい生き方なのだと、それを垣間見たときには愕然としましたが、それは家族にすらどうしようもない事なのでした。

上司もたぶん、そういう生き方をしてきた人でした。
私に好意を示してくれた当初も決して深いところには踏み込ませず、甘い言葉はささやくけれどこちらへの深い興味はない事も伺えました。
表面上は上手くやる人間関係を、実際は表面だけでも回すだけでいっぱいいっぱいなのだろうと思います。
どれだけ苦しい生き方なのだろうと思います。
今の私は、彼に関わって傷つきたくないという思いはあれど、個人的な恨みなどはありません。憐れに思うだけです。
冷静に観察しようと思ったけれど、痛々しすぎて見ていられなくなってきました。どっちにしろ、私はできるだけ接しないようにしているし向こうもそうだし、今の私にはどうしようもないけれど。

そんな感じの観察記録でした。
次回はないかもしれませんがこのへんで。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?