神はわがやぐら 23.10.06

明日もう一日仕事ですが、とりあえず今週の記録です。
9月はほんといろいろあったんですが、結果自分にとってはいい転機だったんだなと思っています。
現在の気持ちは穏やかで晴れやかです。

今週は、職場の人のすべてが敵に見えて、疑心暗鬼になっていました。
特に恋愛感情を抱いていた管理者への見方が180度変わり、出会ってからのすべての言動が、悪意から出たものだったのではないかと疑うようになりました。そう思うと、もう、そうとしか思えなくなり。
管理者は人当たりが良く、特に女性の扱いはうまく、職場では良い人間関係を築いていましたが、客観的に見ると、管理者を見る女性は皆同じような表情をしており、それは他人から見た自分の姿でもあるのではないかと思うとその見苦しさにぞっとしました。
真実はどうあれ、目が覚めました。
本当に自分らしくなかった、本当にどうかしていた。
そう思うと、パワハラ上司は頭のよくない人だけど、私の目を覚ましてくれた天の使いだったのではないかとすら思います。

そうなったら上司とまともに目を合わせられなくなり、言葉を交わすのも最小限になりました。何度か優しい言葉がけをされましたが、肝心な時にかばってくれなかった事と、私の話を聞いてくれなかった事、それがすべてでした。どんな優しい言葉も信じられなかったし、真に受けてはいけないと感じました。
さらに、上司は人当たりの良い人なので、上司を避けていた私の方が上司に意地悪をしてるように見えたようで、従業員の方までそっけなくなりました。四面楚歌とはこういうことかと思いました。

一日も早く辞めたいと思いながら仕事に行き、でも、そんな中でも救いがありました。以前から仕事に来てくれてた親交のあった同世代の女性と、このことを通じてさらに仲良くなれました。彼女は何があったかを正確に分かってくれて寄り添ってくれて、私は本当に救われました。
また彼女は、私の着物の活動も知って応援してくれて、その情熱も再燃しました。
管理者とは相変わらず目を合わせられませんでしたが、周囲の人たちには笑顔を向けられるようになりました。私が上司に意地悪をしてると思ってる人からは冷ややかな目で見られましたが、私は構わず笑顔でいました。
一方、上司の反応は冷ややかでした。びっくりするくらい冷淡でした。
あれだけ優しい言葉をかけたのに、それでもだめならもういいという風にしか見えませんでした。その優しい言葉も、以前ならもう少し心がこもっていたけれど、どうにもうさん臭く嘘くさかったのです。

寄り添ってくれた女性以外、誰も信じられる人がいないつらさに、仕事場の休憩時間、携帯の待ち受けにしていた亡きねこちゃんの写真を見ながら呆然としていると、いつのまにか、昔教会に通っていた時に歌った聖歌のメロディを口ずさんでいました。
歌詞は断片的、メロディもうろ覚えだったけど何だかとても気になって、家に帰ってからどの聖歌だったか調べると、「神はわがやぐら」というものでした。

聖歌を開き、繰り返し歌い、それだけでは足らず音楽データを購入してずっとリピートで聞き続けました。歌詞に慰められ、勇気づけられ、少しづつ心が浄化されるような気がして元気が出ました。
人間の知恵や力を頼るよりも、大いなる神を頼る方がどれだけ頼もしい事か、それを知らされている恵みに心が震えました。

そうして元気を取り戻し、目を合わせられなかった上司を見つめ返し、必要な話をし、楽しい気持ちで過ごせるようになりました。
上司への思いを、完全に手放しました。

上司は、どうやら私の方が管理者の能力があると思ってくれていて、そこにやきもちを焼いて、私が良かれと思ってやっていたことが上司を否定していると映っていたようでした。私はそんなつもりはまったくもってなかったし本当に寝耳に水でしたが、上司がそう感じていたなら仕方ないです。
それがわかってからは、上司を立てるように心がけています。
人間としてはもう信じられませんが、管理者として短い間につらい思いをたくさんしてきている人ではあるので、私自身は転職も本気で考えましたが、これからは部下として一線引いて支えてゆけたらと思います。
その方が私も心が楽です。

とはいえ、今回の副産物として、介護への思いが再び芽生えました。
転職を考えたとき、タイミングよく介護の派遣会社からの連絡があったり(介護の派遣はもう使うつもりはありませんが)もう一度戻ってキャリアを積んでみるのもいいかもしれないと思ったのです。できたら実務者研修などのさらに進んだ勉強もしてみたいと思うのです。
現在の仕事と同時進行できるような、短時間の仕事がないか探している最中です。

そんな今週でした。
また明日嫌な思いをするかもしれませんが、ポジティブ思考で乗り切りたいと思います。
読んでくださった方ありがとうございました。


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