【恋愛】ヤリ目の餌食とならないためのすすめ

私が初めて彼氏ができたのは29歳。
※学生時代の、口約束だけの「付き合おう」は除く。
一般的に見て早いか遅いかでいうと、かなり遅いだろう。（結婚・出産していてもおかしくない年齢だ、、）
自分で言うが外見はおそらく中の上。体形は小柄でやせ型。おしゃれやメイクも好き。飲み会もお酒も好きで、人見知りもしない。
どちらかというとモテそうな人格だ。一般的にみて“普通にかわいい”私に29歳まで彼氏がいなかったのは何故か。
それは、間違ったアプローチをし、自らヤリチンの格好の餌食となっていたからだ。
そう、29歳まで彼氏がいなかっただけで、決して処女だったわけではない。本命にはしてもらえないが“彼氏のような人”は常にいたのだ。だから周りの友達からはなんやかんやいつも“恋愛している人”“経験値が高い”というイメージを持たれていた。
そんな私の失敗談を語りながら、対策も一緒に考察していく。
効率よく幸せになるために、同じような悩みを持っている人は是非読んでほしい。

「ヤリチン男」になるか「誠実な彼氏」になるか、は私次第

まず、私は典型的なヤリチンが好きだ。
出会いの場は主に飲み会だったが、その中でも明らかに一番目立つ、飲み会慣れしているコミュ力高めのイケメンを、ちゃんと好きになるのだ。
そして、どうしてもそのイケメンを落とすために出会った初日から遠慮なくアプローチをする。ライバルが多いから先手を打ったもん勝ち！
イケメンの横をキープし、いいなと思っているアピールは欠かさない。
後日個別で飲みに行く約束を必ずその日に取り付ける。そして、LINEの交換にこぎつけたら、その約束の日までテキストでのアプローチも抜かりなく。
ここまでは割と簡単だ。何なら向こうから来てくれることも多い。

問題はここからなのだ。

イケメンであれば誰しも、ヤリチンの側面と、本命だけに見せる誠実な側面を持ち合わせている。そのどっちを見せてくるか、は私次第なのだ。

By私。

私はせっかちな女だ。
白黒はっきりつけるのも早い方がいい。

約束していた飲みの日が来ると、その日に決着を付けたくなる。
スムーズに事が運ぶよう、会う前のLINEから恋愛モードを高めておく。

恐らく相手はこの段階で「この日ヤレそう。」と思っているに違いない。

決戦当日。
この日ヤリタイ男ＶＳこの日彼女になりたい私の攻防戦が始まる。

私としては、酔っ払う前にしっかり付き合う方向に持っていきたいため、会話の中で「私は付き合うまで体の関係にはならない。」というアピールや、次はここ行ってみない？とちゃっかり次回のデート（昼間の健全デート）も決めてしまう。
ちょっとお酒も入ってきたら、過去の恋愛話や、今付き合っている人（遊んでいる異性）の有無確認などしながら、さりげなく「○○君に遊び相手にされたらやだなー（笑）」「○○君の彼女になれたら幸せそう～（笑）」なんて言いながらしっかり本命になりたいアピールも忘れない。

ここで付き合おう！と言ってくれたらラッキーなのに、と思いがちだがよく考えると2人で遊ぶのはこの日が初めて。
ここで付き合おうという言葉があっても、そんなあっさり言ってくる人とは“その日だけのお付き合い”になるだろう。※経験済。
相手もある程度私に気がある素振りは見せてくれる。
（※やるつもりでしかない男も、初回からその顔を見せてくるわけではない。まずは誠実さもある、とちゃんと見せてくるのだ。）
ここまで好意を伝え合っていたらきっとそのうち付き合える、とちょっと気が緩む・・。
これが間違いの始まりで“この日ヤリタイ男”の勝利なのだ・・。

酔いも回り、夜も深まり、これからどうする‥？と何とも言葉にしがたいあの空気が流れる。

本命になりたければ、「もう少し一緒にいたいところだけど今日は帰る！次のデート楽しみにしてるね！」と笑顔でサッとその場を後にすべきなのである。これが大正解。
ヤレそうでヤレなかったもんだから、絶対次回のお誘いもあるのだ。
そして、ヤレなかったからいいや、となるならそれまで。その段階で心も体も傷つかず判断がつく。

今となってはそう言い切れる私だが、
酔いが回って気分がよくなった私は、まだ一緒にいたいという気持ちに負けてさっさと体の関係になってしまうのだ。早く関係を前進させたい、というせっかち心も手伝って。

そう、これが毎度お馴染みセフレ爆誕の瞬間・・。
相手が変わってもほぼ同じ流れだから笑ってしまう。
だからこそ、これは間違いなのだろう。
自分からガンガンアプローチするまでは良いのだが、寸止めができないのだ。

こんな簡単に手に入る女を大事にしてくれるだろうか？
私が男ならそう思わないだろう。

抜け出せないセフレ関係

人によってはここから巻き返し、ちゃんと本命になれる人もいる。相手にもよるだろう。
だが大体が、体の関係になると、女子の方が沼にハマり、気持ちが高まっているのに伝えることができず傷つくことになるのだ。そして手に入ったと思った男性からアクションがあることは、ほぼない。

確率として彼女になれる可能性が下がることは事実なので、
体の関係になる・ならないは大事な分岐点だと、私は思う。

そう、この日を境に抜け出せないセフレ沼にハマるのだ。

でも初回の夜に約束をした、次のデートがあるからまだ大丈夫だ！と思っているのも束の間。
その約束日の前に、必ず連絡してくるのだ。「今日夜会えない？」と。

会いたい私は、約束していた日よりも前に会える！と嬉しくなり迷わず会いに行く。この日にはもう、店を予約してくれるわけでもない。宅飲みだ。デートでもなんでもなく、手頃に済まされているなと思いつつも会いたがってもらえていることが嬉しく、何もかも手放して会いに行ってしまうのだ。

こういった交流を重ね、いつの間にか、もうあれいいよね、と約束していた昼間のデートの予定がしれっと消えている・・ここまできたら立派なセフレだ。

セフレが自分に気持ちがあるかないかの見分け方

会う回数も増え、関係も気づけば3ヵ月ほど。
相変わらず会うのは家のみだけど、日々連絡も取りあっているし、週末誘ってくれるし、これってもしかして言葉がないだけで付き合っている？なんてお花畑の私は勘違いをしてしまうことも。

大人の恋愛ってこうやって始まるものでしょ、なんて思っていた最中、相手に本命ができて会えない宣告をされたり、段々音信不通になってしまったり、、そうやって、始まってもいない恋愛関係が悲しくもふわっと突然終わってしまうのがセフレだ。
お約束のないお気軽な関係だから、これで文句を言う筋合いもないのだ。悲しいことに。

セフレ関係を続ける中で、相手にとっても自分が大事な存在になっているんじゃないか、と自分に都合よく考えてしまいがちだけど、実際そうではないのだ。

ここでセフレとしてしか見られていない特徴を以下にあげてみる。

💡「好き」とは絶対に言わない。
※行為中を除く。行為の最中は盛り上げるために言っているだけ。本当に好きなら日中も言っている。騙されないで。
💡私を見てくれていない。
物理的に目が合わないということではない。ちょっと客観視して見る必要があるが、自分という存在ではなく、単純に“ヤレる女“という物体を見ている感じがするのだ。
例えば
✔私の本心や、日頃どんなことを感じて生きているのか、そういった類に全く興味を示さない。
✔お互いの考え方・価値観の違いに話の流れで少し触れた時、即座にライトな話にすり替える。セフレとは討論する必要がないのだ。
✔恋愛のみならず真面目な話を避ける。
少しでも芯を食った話をしようものならものすごい勢いで話を逸らす。それも不自然にならないようにあっさり。

セフレは相手を深く知りたくないのだ。知る必要がないから。
コミュ力に長けた人が多いから、何となく会話が盛り上がっていて、セックス以外にも自分は求められている、なんて思いがちだけど、よく振り返ってみてほしい。
お酒がないと楽しくないような浅い会話で盛り上がっていない？
悩みを真剣に聞いてくれる？しっかり考えて意見を述べてくれてる？

ただ、好きな体位の話なんかは熱心。そこは知れば知るほど楽しいからね、夜が。

男女問わずきっかけはヤリ目

何やかんや色々理由を付けるけど、結局恋愛の目的は、男女共に好きな人とヤリたいのだ。
そのヤリ目を上手く“付き合う”に持っていけるか、持って行けず“一生セフレ”になってしまうか、は本当に自分次第だと身を持って実感している。
余談だが、私にとって初めてできた“ちゃんとした彼氏”は、関係性を明確にするまで体の関係には至っていない。もちろんヤって終了ではなく、関係は4年程続いている。

じゃあどうやって“付き合う”に持っていくかもう少し具体的に考えてみる。
付き合いたいと思う条件は外見、お金など様々だが、男女問わず「尊敬できる」というのは大事なポイントではないだろうか。
どちらにしても長く付き合うにはこれは必須だと思う。

ヤリチンと早々に体の関係になってしまうと、その「尊敬できる」ポイントを知ってもらう前にゴールに飛び込んでしまう。
その後その女子に期待されることは、体の関係だけ。その女子の中身を深く知る必要はない。
けど、先に「尊敬できる」ポイントだけを売り込めれば、体の関係以前にこの子とは一緒にいたい！と思ってもらえる。
そこから体の関係、という順番に持ち込めれば、相当マグロでなければ振られることなどはない。（持論）
もちろん深く知った上で価値観の相違でさっさと別れが来ることもあるだろう。
だが、突然別れを告げられ（何なら告げられないことも多々）、繋ぎ止める権利も本人の前で泣く権利も与えられない、名もない関係からは逃れられるのではないだろうか。

最後に

付き合う前に体の関係を許すな！
これが正解は不正解はわからない。
どの段階だったにしても本命女子になれる術を持っている人もきっといるし、男性側が一目ぼれで絶対付き合いたい！とアプローチを受けることもあるだろう。（その人のこと、こちらのタイプだったらめっちゃラッキー！）

どんな美女でも辛い思いをしているのを見ていると、外見はきっかけでしかなく、しっかり自分を持って空気に流されず、自分の思いを責任持って正しく伝えられるか、という点が大事なのだ。
人に誇れる何かがなくても、たったそれだけでも尊敬に繋がったりもするのではないだろうか。

恋愛への熱量はどうしたって男女で差がある。そもそも最初から女子が弱い立場にあるのだ。だからこそ、どんなに盛り上がる恋も冷静に。相手のペースに自ら振り回されに行かず、しっかり見極めていく必要があるのは確かだ。

この世から、女性を雑に扱う男性がいなくなればいいけれども、
そう祈るより前にまず自分が変わる、これが一番手っ取り早いです。

ちょっと長くなってしまった、おしまい。