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「垂直」と「鉛直」。

 実は「鉛直」と言う日本語(地面に対して垂直、つまり重力と同じ方向という意味)、さっき知った。一昨日代講で行った学校で英語で書かれたベースの教科書に「ツーフィンガーで弦を弾く時は、手は弦に対してperpendicularに置いて下さい」と書いてあった。僕はそのperpendicularと言う言葉を知らなかったのだが、丁度そのクラスにシカゴとLAに何年か留学していた中国人の子がいたので聞いてみると、それは「弦と90度に」と言う意味ですよと教えてくれた。なので僕は「それの日本語知っている? 垂直って言うんだよ」なんて言いながら得意げにホワイトボードに漢字まで書いたのだが…。

 帰ってから「垂直ってVerticalじゃないのかな」と思ってネットで色々と調べてみたら、Verticalは地面に対して垂直(つまり重力と同じ方向)と言う事らしく、Perpendicularのほうは何かに対して垂直ということ(つまり基準になるその何かが斜めっていても構わないらしい)が分かった。そ、そして最初に書いた「鉛直」と言う言葉がVerticalの訳語としては最も近いこともさっき知って驚いた。

 いや〜、お恥ずかしい。そして危なかった。危なく次にその子に会った時に「日本語だとね、VerticalもPerpendicularもどっちも垂直で、地面に対して垂直、つまり重力と同方向という感じに特化したVerticalみたいな言葉は無いんだよ」と言う嘘を教えるところだった。

 「鉛直」覚えさせて頂きました。いや〜、本当におでんくんの神様ではないが「なんでも知っているつもりでも本当は知らないことばかり」。これからもなるべく知ったかぶりしないで、ググったり、人に聞いたりする事を面倒臭がらないようにして生きて行きたいんである。でんでん、でででで〜ん。

*ボーカルやベースの教則本を書かせて頂いております。リンクをご覧の皆さん、ありがとうございます。

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