そうだ、写真を撮ろう

今日はとても寒くて、私の住んでいる所では雪が積もりました⛄️。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

数日前は天気が良く、外出に前向きになれたので散歩に行きました。

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お堀沿いを歩いていると、3匹の白鳥に遭遇したのでついていくことにしました。

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人がゆっくり歩いてちょっと速いくらいのスピードで泳いでいます。ちょうどいい速さ。鴨もぷかぷか浮かんでかわいいです。

泳ぐたびに水がちゃぷちゃぷ流れる音がして、良い感じだなぁ。と思いながら歩いていました。

散歩中はずっと考え事をしている気がします。良いことも悪いことも。今回は「写真っていいよなぁ。」ということを考えていました。

写真を撮ろう。

私は物心ついたころからつまらない性格だったと思います。基本、自分の殻の中にいる。外出が苦手。現実思考すぎて自分の意志が無い。

時にサボったり、遊びに弾けたりすることもなく。学校帰りに友達とファミレスに行ったり、寄り道することもほぼありませんでした。部活は中高と忙しかったから、休みの日は体力温存。本当に学校に行って帰るだけでした。

こんなんだから、私の生きている世界は狭くて。

幼稚園から高校とほぼ大人になるまで、生活に関わるものは自転車や車の圏内にありました。それもあって私の生きている世界は、家や学校、よく行くスーパーくらいしかありませんでした。

でも大学生になって初めて友達と旅行に行ったのです(遠出は抵抗があったけれど断れなかった)。カフェ巡りもしました。近隣の県が「ちょっと遠い」から「気軽に行ける」「ここはもはや庭」という風に変わっていきました。

なんだか、生きる世界が広がったなぁ。と思います。

例えば、初めて海外旅行に行くのと、何度も海外に行っていて海外旅行に行くのと。

この感覚は全然違うと思います。初めての海外旅行は色々不安になったり、飛行機も緊張したりします。

出かけるほど不安や抵抗感が無くなって、外出や行動のハードルが前よりも下がった感じがしました。

昔よりも世界が広がって。家や学校以外に、自分の癒しスポットや好きな場所を知ることができました。そして、大人になって初めて「ここに行きたい」とか「ここに行こう」と思えたのです。自分の意思が芽生えました。

植物園は好きです。入園料は数百円。読書をしている人、カメラで写真を撮っている人、水彩画を描いている人。各々の時間が流れている感じが良いです。お花の鮮やかな色も綺麗で。

学生の頃に行った、お寺の万灯祭も印象的でした。世界平和や諸願成就を願ったお祭りだそうです。

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夏の夜。暑さが落ち着いてひぐらしが鳴いていました。紫蘇ジュースを頂いてサッパリして。お香の匂いや、蝋燭の炎のゆらぎも癒しでした。

私は癒しの空間が好きなんだと思います。

ふと写真を見返した時に「あの時のこれはよかったな」「良い写真だな」と思うことがあります。

辛い時は今ある状況が自分の全てだと思うし、色の無い世界に生きている気分になります。何も心に響かない時もあります。そんな中にも心がハッとするもの、色があることを再確認させてくれるというか(‘’今’’の自分が気付けないだけ)。

この散歩の風景も私の生活の一部であって。今日も、生きている。

写真は生きた証です。

道端に咲いている花でも、空でも、好きな食べ物でも。特別なものでなくて良いのです。


写真を撮ろう。写真日記でもしてみようかなぁ。


…なんて考えながら歩いていると、突き当たりまで来ました。

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ここには写っていませんが、柵の所に「白鳥の赤ちゃんが生まれました!」と書かれた紙が貼ってありました。

近くには木製の小屋。小屋はこちらに背を向け、お堀の方を向いているので中を伺うことができませんでしたが、ここに赤ちゃんがいたかもしれません。

大きく育ってね🦢。またいつか、4匹で泳いでいる所を見られるといいな。







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