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子どもの好きや得意を伸ばしたい、苦手はどうする?

これからの時代、まんべんなく、何でも出来るようにではなくて、我が子の好きや得意を伸ばしたい。そう思う親は多いと思います。
では、苦手はどうする?です。
苦手が嫌すぎて学校休む、となると、周りの意見も含め、若干弱気になり、一瞬、無理やりにでも学校へ行かせたくなる自分がいます。


1.苦手授業がある日は学校を休むのOK

小3娘は体育、特に走ることが苦手で、短距離も長距離も嫌いです。なので、鬼ごっこなどの遊びも嫌いです。
11月は体力向上の一環で、20分の休み時間は全学年マラソンタイム。毎日行きたくないと言っていましたが、幸いなことに、インフルエンザで学年閉鎖、兄がかかり、続いて本人とかかったので、あまり走らずに済みました(2週間休んだ)。

そして、先日、記録会なるものがありました。その日は更に苦手な書道も。
朝、なかなか起きてきません。
私も30分間は起こそうと努力します。
本人が行きたくない理由を説明、オンラインで授業をしっかり受ける、と言うので、休み確定。

マラソンは早くはないが、遅くもない。書道も下手ではないが、クラスで1、2番を争うほど上手ではない。

苦手な理由に「勝てない試合には出ない」が見える。
子は親の鏡、というワードもあるけれど、小3くらいだと私の行動の反映かな、と思う部分もあり。

「学校でのマラソンは勝つことではなくて、体力づくりが目的。早くなくて良いのだよ」と言い聞かせても納得しない。
周りの友達はみんな楽しく競うしね。
勝つためには練習が必要ということをもっと理解してもらう必要がある。
一緒に練習していく方へシフトするかな。

書道も表現の楽しさを理解して欲しいのだけど、どうしても上手い、下手、の視点が入ってくるから辛くなる。
他人の目を気にしている。でもそれも成長過程か。

2.好きで得意な図書と音楽の授業の日は張り切って登校

一方で大好きな本についてのイベント、1年生への読み聞かせは張り切って登校する。国語の授業の一環らしい。グループの中で、それぞれ好きな絵本を持ち寄って、プレゼンし、1年生に読むにふさわしい絵本を選んだのだそう。
数日前に「読み聞かせの日、マラソン大会の次の日で良かった!」とほっとした表情で言っていた。その頃から休みは決定していたらしい。
学校からの報告写真でも堂々と絵本を読む姿があり、1年生と共に良い時間を過ごせただろうことが想像できる。かわいい声で、とても上手に読めたろうな。「アンコールもらったよ!」と嬉しそうに報告してもらった。
私も聴きたかった!

3.本人の気持ちと周りの意見と私の考え

学校を休むという意思決定を自分でしている。
苦手なことから逃げているという状況は理解している。
好きで得意な授業の日は張り切って登校する。
他の授業も理解できている。友達もいる。
本人の気持ちがしっかりあると思っているから大丈夫。

一方、最近休みがちな様子を見て、私の親はその行為を全否定。
「無理やりにでも行かせないと行けなくなって、孫が辛い思いをするに違いない。」と。
私の行動、思考を呆れられる。
この反応がね、まぁまぁしんどいんだが、Voicyで木下さんが
「親と話が合わなくなっていくのが自立であり正常」とおっしゃっていたのを思い出し、「孫を思って言ってくれているのはありがたいけど、本人に決める力をつけさせているんだよ」とそっとお返ししておいた。

本人を何より尊重しつつ、休まない程度の苦手意識の削除に向けた行動は、何とかしていきたいと思うけど、好きや得意を伸ばすこと、そこを私が揺るがないように。そのために時々読む2冊の絵本。

ありがとうフォルカー先生

ありがとうチュウ先生


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