傍を楽にする
これは先日ふと目にした”言葉の語源”である。言わずもがな、”働く”の語源だ。私もとうとう「言葉の語源」を語るような年齢になってしまったのか。なんて。
これが意味するのは、働くとは”傍を楽にすること”
つまり、あなたが働くことで誰か(そばにいる人)がラク(楽)を出来ているんだよ、ということである。
どうだ。やる気がみなぎってきたか。
いや「うるせぇーい!」となったか。
(30手前の私たちは、こういう話題に大変センシティブなのだ)
私自身はこの語源を知った時、まずは「ふーん、なるほどね〜、上手いね〜」となった。そして次に「はて、傍(はた)ってどれくらいの範囲のことなんだ?」となり、とどめに「私のことは!?」となった。
私のお陰で誰かが幸せになっている、、、うん。それは大変素晴らしい。でもその時、私自身が楽じゃなかったら?ちょーーーー大変で、屍みたいになってたら?
そんなの嫌だ。
最終決議はこうだ。
そもそも働き方については、かれこれずーっと考えている。自分が社会人になった時、一緒に働きたいと思えるチームがないと感じた時から。
そして私はこの語源から、私自身の働き方論に、新たな結論を出すことができた。特別に新しい考え方ではない。だけど私は本気だから、そんじょそこらの、同じ台詞を定型句のように使う人たちとは一緒にしないで欲しい。(まだ何も言ってないのに、、こわ)
”自分が楽しんだその先で、誰かを楽(幸せ)にできること”
それが私の目指す働き方。目指すチーム。
さらっと読んで、理解した気になってもらっては困る。
”ちゃんと楽しい”ことが必須条件なのだ。
ディズニーランドで1日中遊んだ帰り際、ゲートを出るあの瞬間
「楽しかったーっ!!またくるねーっ!!」となるあれだ。
もちろん途中でバカップルが目の前にいて不快になったとか、抽選に外れてショーが見れなかったとか、そういうアンラッキーはあったとしても、また来たいと思うあの感覚。あんな風に退社できるチームがあったら最高だと思うのだ。
エンタメと労働は比較できないよね〜という声も聞こえてきそうだが、想像してみて”最高だな”と思えたなら、実現するしかないよね。”そういう感覚”を目指して試行錯誤する過程も大層楽しいだろう。
そんなこんなで私は、自分の働き方や自分がリーダーとしてつくるチームについて、こんな風にしたいと思って生きている。
こんなグラデーションを指針として想像しながら、引き続き今できることを積み重ねていくのだろう。
Fin.
麻裕
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