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モノコト設計事務所について|04. 私たちの今までとこれから

|序

突然ですが本題に入る前に、デザインを生業にする者として絶対に譲れない事を、この機会を使って表明させていただきます。

それは作り手の”人柄”も愛してもらうということです。

作品を愛してもらうのは、そりゃあもちろんのこと。意識したいのは、その向こう側にチラつく”作り手”の姿、そう私たちそのものです。
”人”を大事にしたい、そう思っています。同じ物でも、作り手の人間性に惹かれて愛着が深まった経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

前回までに紹介したメンバーも、その人柄に共感し合えたからこそチームになれました。

物(作品)から入ってもいい
事(人)から入ってもいい

物も事も、そのどちらもがMKと皆さんを繋ぐ玄関口になれますように。
私たちが大事にしていることのひとつです。


|自己紹介シリーズのフィナーレ

自己紹介シリーズの最終章となりました。「具体的な取り組み・noteで何を語っていくか」予告したこの2点に加えて、「MKの思い」を少し語り、自己紹介連載を終わりにしたいと思います。

*今回は少し長めの文章になっています*
飽きずに読んでいただけるよう努力はしますが、便利な目次機能を上手に使って
ストレスフリーでお楽しみくださいね。


■具体的な取り組み 

1.始めに

モノコト設計事務所StudioMKと名乗り始めて約2年。皆さんに堂々と紹介できるものから、クシャクシャにして捨てられたもの、改善の余地のあるものなど、色々な物事に取り組んできました。
改めて振り返ると、(たった2年なのに)すでに懐かしいと感じるものがチラホラ...

正直言って、まだまだスタートラインに立ったばかり。畑論*で言ったら3コマ目くらいな私たち。

畑論


”やりたい!”ことは、たくさんあります。でも”今すぐできる!”ことは、たくさんありません。
弱さを曝け出すことを恐れずに言うと、本当は、やりたい!ことをこの場で皆さんに伝えたい。

だって、まだまだ全然やりたいことが叶えられていないから!
現状をそのまま伝えたら「はぁん、こんなもんね〜」って思うでしょ?気になる人たちリストから外すでしょ?思うよ絶対。するよ絶対。本人も思ってるくらいですもの。

認めます。まだまだ誰のことも幸せになんてできていないんです。

でも!近い将来、私たちが誰かを幸せにできる自信はあるんです。泣いている人に寄り添えるような物事づくりができる自信があります。良くも悪くも、自己肯定感はすごく高いのです。

ですが”やりたい!”を語ることは、何者かをもっとわかってもらってからでも遅くありません。口より手を動かして、作品を積み重ねていけばいいのです。
〜弱い自分にセルフ説教中〜
今はただの自己満になってしまうだけです。

ですから私は今日この場で、「はぁん、こんなもんね〜」を恐れずに、これまでに”できた!”ことを皆さんに共有します。”やりたい!”が”できた!”になったものです。

皆さんは今日、新種の生物の卵を見つけたお母さんです。
畑論*になぞらえれば、種を手に、どこに植えようかうろちょろしている3.5コマ目状態です。

さあどうしますか?MKとの出会いはチャンスかピンチか...判断するのは皆さんです。

2.できた!を伝える

(2022.7.15時点)

❶まちづくりイベントの企画・開催
・まちなか展覧会はてな解決研究所(2021/「実践女子大学まちの居場所研究所」研究協力)
❷展覧会の企画・開催
・余白の密度展【写真①】
❸キャラクターデザイン
・DropMan(2020/デザイン改)
・SHETATAN(2021)
❹グラフィックデザイン
・ロゴ
・LINEスタンプ
・LINE絵文字
・手拭い【写真②】
・イベントフライヤー

❺プロダクトデザイン
・スケジュール帳
・ハビットトラッカー
・ハニカムボード什器
・テーブル

❻研究活動
・日本建築学会発表(2021)
・StudioMKlabo
❼建築の設計
・アンビルト建築基本設計
❽勝手に提案書*制作
・私にはいろいろな顔がある(スケジュール帳)
❾12コマの世界*制作
・畑論
・積み木の上の幸せ者
・背中で語る車
モノコト設計事務所StudioMKの ”できた!” 一覧(順不同)


写真①
写真②


詳細や画像などは、MKのホームページに随時アップしていきます。
(まだComingSoon状態です...ごめんなさい)

MKには作家部/総合エンターテイメント部/勝手に提案書*部が存在しており、”ひらめき”をこれら3つに分類して取り組みを進めていきます。

今年度は、勝手に提案書*部の”できた!”の増産を目論んでいます。


■noteで何を語っていくか

大きく分けて、以下4つです。

❶MKの魅力に繋がること
❷読んだ人がわくわくすること
❸読んだ人がほっとすること
❹読んだ人が考えさせられること

読んだ方にとって知識が得られるような場になっても素敵ですが、私が最も大事にしたいものは「あたりまえが、なんてこった!」になる感覚です。そんな体験をしてもらいたいです。

お気づきだと思いますが、私は大変にひねくれた性格なので、人も社会も斜めに見ています。そこから得られた気づきや疑問・提案は、日々を「こんなもんでしょ〜そういうもんでしょ〜」と過ごしている人にとっては、新たな視点として新鮮な感覚になるとかならないとか。


なんだかわくわくしちゃう!
あ、ほっとした。
うーん。
という感覚です。

嫌な感覚ではないと思います。
そしてそんな視点がデザインに繋がったりするので、ぜひ一緒にMKのデザイン活動を分かち合えたらと思います。
ここから何かが生まれる可能性は、十分にあります。わくわく。


■MKの思い

MKのデザインに対する姿勢をひとつお話しして、この連載を終えたいと思います。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

ワイパーが何度も同じところを綺麗にするように
多くの人が
”なんとかしなきゃ”
と思うところはいつも同じ。

でも
ワイパーに触れられないガラスの隅のように
見過ごされ、後回しにされ、放置されていること
きっとたくさんあるんだろうな。

そして
世界を本当に綺麗に眺めることができるのは
そんな隅のガラスかもしれない。

だから私たちはそこに目を向けて
一緒に磨きあえる存在でありたい。
通称:ワイパー論

|次回

次回からは新たな連載を始めます。
毎週金曜日に投稿を心がけつつ、余裕があれば週2回投稿したい所存。
またお会いしましょう。

|脚注

畑論*
MKのデザイン指針のひとつ。
荒れた土地から植物が育つ肥沃な土地になるまでの過程を12コマで表現している。
まちづくりから物づくりまで、全ての設計に利用可能な便利ツール。

勝手に提案書*
頼まれる前に制作する提案書のこと。
MKのホームページに掲載される他、特定の誰かの元に突然届く時がある。
問題提起と問題解決を兼ね備えた表現方法。

12コマの世界*
物で表現しにくいアイディアを12コマの絵で表現したもので、MKの代表的な表現方法。
畑論はそのうちの1つ。
モノコト設計事務所StudioMK



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