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ひそかにひそかに

こんばんは。
YUKINOです。
遅延の連絡失礼しました。
諸事情により投稿がバラバラします。
ご容赦ください。

ポカポカ・ぬくぬく・ウトウトそんな日が
増えてきた気がします。

今回はこちら。
前回の続編です。
それではどうぞ。


一見硬そうな装い
でもメガネ越しには暖かな眼差しを持っている
2倍の人生を生きていて私の先輩でもあり
みんなの先輩でもある
そんな先輩の図面やスケッチのタッチは
すごく柔らかくて優しい

先輩とはある物件の設計を行った
驚くほど細かいところまで気づいて抜けがない
私の描いた図面を隅々まで添削してくれる
まるで図面の赤ペン先生
初めはいつも真っ赤になる図面
悔しくて悔しくてでもちょっぴり嬉しい
何度も見直しをしても
私も気づかなかったミスを見つけ出す

先輩からの言葉はひとつひとつがズシッと重たい
心に突き刺さって全然抜けない
それくらいの影響力
先輩は普段はおしゃべりではないけど
質問や建築の話になると沢山話してくれる
昔話もまた面白い…
聞きたいこと以上に答えてくれるから
私の頭はいつもパンクしかける
この感覚がなんだかくすぐったい
病みつきになってしまう
これは嬉しい悲鳴
1から実務での設計を教えてくれた


3階で仕事をしていても窓の外から聞こえる笑い声
誰の声かすぐに分かる
そんな先輩は8つ年上
とにかく熱い
一緒にいると0.5℃くらい体温が上がっている感覚
大きなことから小さなことまで
仕事ひとつひとつに全力で向き合う

先輩と初めて会話をしたのは
うる覚えだけど入社して2週間くらいしてから
それまで先輩の存在は幻だった
ちょうど忙しい現場が動いていて
朝早くて夜遅い
変則的な勤務体系でなかなか会えなかった

先輩とある物件の現場の担当になった
初めはすごーく緊張した
心臓の音が聞こえるくらい
そんな先輩は何も分からない私に
現場管理を1から教えてくれた
不安や緊張が伝わるかのように
大丈夫?と声をかけてくれた
同じことを聞いてしまってもミスをしてしまっても
9割の優しさと1割の厳しさで指導してくれた


憧れる
学びたい
一緒に仕事がしたい…
そう思える先輩がいるから同期がいるから今がある
目指すべき存在がいる
頼れる存在がいる
なんだか話すと照れちゃうから
この気持ちはひそかにひそかに閉まっておく
これからもこの先も沢山迷惑かけるけど
少しでも近づけるように
いつかは追い越せるように
自分のペースで背中を追いかける

憧れってなんだろうか…

みんながみんな違う輝き方をしている
人は輝くためにそれぞれのかけらを持っている
全く同じかけらを持つことは出来なくても
分けてもらえることはできる
私には無いかけら
そのかけらを分けて欲しくて追いかける
それが憧れなのかもしれない


最後まで読んで下さりありがとうございます。

憧れって色んな思いが巡っています。
見えないからこそ見えてくるものもあるのかも…

今日で如月も終わり。あっという間に弥生です。
穏やかに居れないこともあるけれど
ゆるーく生きることを目指して。

それではまた。
YUKINO

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