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仕事と恋人、どっちが大事?


いつから恋は天秤に?

仕事と私、どっちが大事なのよ?!

有名なセリフですし、最近になっては
"こんなことを言う女はやばい"
とほとんどの人が認識しているセリフですね。
私もこのセリフwwwありえねーだろwww
と昔は思っていたものです。
今はなぜ女性がこんなセリフを言いたくなるのか
ちょっとだけ理解できてる気がします。

恋愛と仕事って別軸だし、本来比較対象じゃない
そんなことは大前提分かってます。
でも、私自身こう考えたことがあるのです。
「仕事と彼、どっちが大事?」
比較対象じゃないはずの2つを
どちらか選ばなければならないシーンがありました。

私の人生で大事なもの


突然ですが私の座右の銘は
「人生はBとDの間にあるCである」
誕生(Birth)と死(Death)の間の選択(Choice)
それが人生を作ると言う意味です。
高校生の頃からこの座右の銘を持っていて
常に自分の人生は自分が選ぶんだ、
と思っていました。

また、うちの祖父は会社の経営者で
プライドが高く、少々傲慢な人間でしたが
祖父から貰った大切にしている言葉があります。
「選ばれる側じゃなくて選ぶ側でいなさい」
祖父の傲慢さが滲み出ている気がしますが
誰かに依存せず、自分が決めるんだという意識は
私をかなり強くしてくれました。
大事なのは「選んであげている」訳ではなく
ただ、自分のために「選んでいる」だけなのです。

キラキラ輝く将来のカタチ


私は自己紹介にも書きましたがバツイチです。
元旦那と別れて1年後に転職をしました。
今の仕事に転職して1年が経つ頃、
その当時の彼氏にプロポーズされました。
元旦那の財力では買ってもらえなかった
キラキラの婚約指輪まで買って
結婚する気マンマンでした。

その当時仕事も順調で全国1位になり
目の前には昇格街道がありました。

男性ばかりの会社で結婚を発表するのは
ちょっとタイミングを考えたい、というと
彼は快く了承してくれました。
また、付き合った時から全国転勤があることも
彼は理解してくれていました。
いつかは一緒に住むけどしばらくは仕事も頑張る
そんな私のわがままを聞いてくれて
本当に優しくて素敵な彼でした。

プライベートでは結婚、仕事では昇格
それぞれが目の前にあってあの頃は幸せでした。

問題は婚約して3ヶ月、
繁忙期に差し掛かった頃に起こりました。

定期的にデートして指輪を決めて
新居の位置も話し合って
2人で使うお茶碗を手作りして…
と準備をしながらも
仕事が忙しくなり会えないことも増えました。
そんな時、彼から
「今の様子だと結婚した後に一緒に住まない期間を耐えられる自信がない」
と相談をされました。
だ…だったら転勤をやめるよ!
とすぐに言いたくなる気持ちを飲み込んで
しっかりと考え、答えを出しました。

「それは、私に転勤しないで欲しいってことだよね?ごめんね、それはできません」

もちろん婚約は破棄。関係も終わりました。

夜逃げしてでもついていく愛


そんな時、私と反対の選択をした女性がいました。
彼女は新卒で入社して9ヶ月。
彼氏は同期で周りから目撃情報も多く、
もうほぼ公になっている2人でした。

2人同時に東京への転勤を希望してきた時、
転勤先が離れるといけないので
彼氏の方に2人の関係を聞くと
「いや?友達でしかないですけどね」
の一点張りでした。
その発言を聞いて不安になる私。
案の定、彼氏の転勤の方が先に決まりました。

それから1ヶ月後、
三連休明けに彼女が無断欠勤。
社員寮に行くと何もない部屋。
部屋に入るとほぼ同時に知らない番号からの着信。
「あのぉ、退職代行ですけどぉ」

電話の掛け方くらい学んでから代行せんかい。
退職代行ってだけで企業側はちょっとムカつくのに
なんだその電話の態度は。
火に油注いでどうするんだよ。

でも不思議なことに怒りと同時に
「いいなぁ、彼女はついて行けたんだ」
と羨ましく思いました。
新卒で職が決まってない彼の元へ
自分も職を決めずに飛び出してついていく。
しかも物価高の東京へ。
そんなに夢中で燃え上がる恋、最後にしたのいつだっけ。

恋と仕事、どっちが大事なの?

私はこの答えをまだ持っていません。
なぜ私が仕事を選んだのかというと
3年後をイメージした時に
公務員の彼よりも私の方が稼げると思ったから、でした。
結婚するということは家族を持つということ。
家族を充分に守るために
お金はたくさんあるに越したことはないのです。
そんな中、転勤をしていれば
昇格して得られるはずだった200万円を捨てて
結婚したらいつか後悔してイライラするだろうな
と先を見通して辞めたわけです。
一方で仕事がうまくいかない時には
やっぱり後悔しちゃう日もあります。
こんな中途半端なことのために
指輪を返した訳じゃない
だから私は全力で前を向いて仕事に取り組みます。

いつか全てを投げ捨ててでも結婚したいと思えるその日まで

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