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昭和レトロとコーヒーと「青梅」(後編)


【前回のあらすじ】


東京の郊外・青梅に突然やって来た野郎二人。
青梅は「昭和レトロ」と「猫」を推している不思議な街だった。
「昭和商品博物館」(二階は雪女コーナー)、「青梅赤塚不二夫会館」(現在は閉館)を見学し、少しはその空気がわかってくるのだった。

【昭和幻燈館へ】

赤塚不二夫会館の向かいの通りには、「昭和幻燈館」という小さな施設がある。
なんだなんだ、と見に行けば結構小さくオシャレな施設である。
「Q工房」の墨絵作家の有田ひろみさんとぬいぐるみ作家の有田ちゃぼさんが作った常設展らしい。入口には喫茶コーナーもあった。金・土・日・祝日にオープンしているらしい。

https://twitter.com/gentokan

中に入ると温かみのある創作物が所狭しと展示されている。


これが昭和レトロなのだな!
なんだかホッとする場所でした。

【住吉神社へ】


ふと見ると高台に神社が見える。

石段はきついが、エイホエイホと登っていく


素晴らしい眺望!

来たばかりだが、なんだか青梅という街を知った気になった。

導いてくださってありがとうございます、と住吉神社の御祭神・底筒男命、中筒男命、表筒男命、神功皇后様に思わず感謝合掌。

【名物ブタソバを求めて】

昼過ぎとなり、さすがにお腹が空いてきた。
食事を求めてさまよう二人。

民家に変なものが置いてある


少し歩くが「十八番」というラーメン屋で名物ブタソバを食べようという話になった。

昭和感のある店だったが、ラーメンはかなり刺激的だった・・・
写真だけでよくわからない方は食べに行ってみてください。

【スタジオジブリ好きの珈琲店「地球屋」】

先輩が言うには、同じ会社で働く方の息子さんが珈琲店をオープンしたらしい。
結構歩くらしいけど、面白い御縁なので行ってみようという話になった。
「ところでどのくらい歩くんですかね」
「うーん、30分くらいだと思う」
まぁ30分くらいならなんとかなるだろう。
でもその珈琲店の常連の人とかどうしているんだろう。

とにかく「福生ふっさ」駅から30分ほど歩くwww

川も橋も超えていくと、ようやく見えてきた。
その名も「自家焙煎珈琲 地球屋」・・・絶対「耳をすませば」からのネーミングだろう・・
まだ内装を整えていてオープン前だったが、知り合いだということで中にいれていただいた。

素敵なデザインの中にロボット兵の生首が

店主はお仕事をしながら、焙煎の修行をし、休日でやるお店を作ったとのこと。すごすぎる!
スタジオジブリの作品が大好きということで店名もおしゃれに「地球屋」にしたのだという。
私も宮崎駿監督の作品は大好きなので、いろいろとお話するのだが、ここで問題が。
私が珈琲を飲めないということなのだ。

香りも味も好きなのだが、飲むと体調が悪くなるのだ。
高校時代に受験生は珈琲を飲むものだろうとブラックでガブガブ飲んでいたら、授業中に何度もトイレに行くような最悪の体調がずっと続き、珈琲を飲むのをやめると何ともなくなった。
好きなのに、飲めないのは困ったことだ。飲めない理由もよくわからない。

焙煎された豆の良い香りがしてくる。悔しい・・・

内装はおしゃれに整えられている
優雅に楽しむ先輩

体調が悪くならない程度に、少しだけ飲ませてもらったが、やっぱり美味しかった。

あきる野市は水がきれいなことで有名で、焙煎の腕も確かな地球屋の珈琲は美味しいに決まっているのだ。
落ち着いた店の中は、少しだけ非日常感がある。
この日常の中の非日常感こそスタジオジブリの作品の醍醐味だと思うのだ。
お店で味わうと美味しいが、通販でも求めることはできるので、ぜひ「地球屋」を検索してみてください。

青梅、さらにあきる野の旅はこれにて完結!
ありがとうございました。

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