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生きること

ロザリア・ロンバルドという少女を知っていますか?

彼女は1920年に亡くなった方なのですが、死後100年間ご遺体は
生きている時と変わらぬ姿のまま、保存されているそうです。

その理由は省きますが。

僕はあるとき、彼女のことを知りました
その時、ふと考えたことがあります。

人が死んだあと死体が綺麗に残っていたら
いつか、蘇ることはないのかな?

死、というのはただ、体の動きがすべて止まり意識をなくすだけで、
長い長い眠りにつくだけなのでは、とそう考えました。

それは、何千、何万、何億年も先かもしれない、と。

おかしな考えですけれど
誰も否定できないのではないでしょうか。

だって、完全な防腐は未だ無いのですから。

もし、違ったら、まあただの戯言です。

でも、こうも思うのです
僕は死が怖いのだと。

死の後、なにがあるのかはわかりません
確認されていないだけで、意識はあるのかもしれません
そうなると、焼かれたり、埋められたりされるのは、少し嫌です。

だから怖いのです。

それでも死は、確実に訪れるのでしょう。

しかし、生があるから死もあるのですね。

そう、思うとなんだか、明日も生きられそうです。