映画「友だちのうちはどこ?」
イラン映画「友達のうちはどこ?」を視ました。素晴らしい作品です。友達のノートを間違えて持ち帰ってしまった少年が遠く離れた村に住む友達の家を探してノートを届けようとするストーリーですが、友だちの家を必死で捜す少年のつぶらな瞳とけなげな行動に心を動かされます。友だちの家に向かって丘のジグザグの道を走る少年の姿が風景とともにすごく印象に残ります。
監督はイラン映画を代表する巨匠アッバス・キアロスタミ監督です。1970年に短編の「パンと裏通り」で監督デビューし、1987年の「友だちのうちはどこ?」で一躍注目されます。その後同じ村を舞台にして「そして人生はつづく」(1992)、「オリーブの林をぬけて」(1994)を発表しました。どの映画実も登場する坂道の映像から「ジグザグ道3部作」と呼ばれているそうです。
映画に出演しているのは多くが一般の人たち。主人公の少年を演じるババク・アハマドプールもそうですが、一般人とは思えない演技力には驚かされます。いや、むしろ一般人だからこそ素晴らしい演技ができたのかもしれません
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