全シリーズ中ベスト!「Lの世界ジェネレーションQ」シーズン3
「Lの世界 ジェネレーションQ」シーズン3を見終えました。
シーズン4には更新されず、これがファイナルとなったようですが、結果的にオリジナルの「Lの世界」(2004~)も含め、シリーズ全体を通して、こののシーズンがベストであると思いました。
①雰囲気が明るい!
「Lの世界」は、オリジナル含め最初から何だか重く、ジメジメした雰囲気のドラマで、「SATC」のようなコメディを求めて観ると、がっかりする感じがありました。「L ジェネレーションQ」シーズン3は、全体を通して、初めて 雰囲気が明るいんです。
ティーンエイジャーのアンジーの恋愛模様が描かれたのが大きかったと思います。
多様性が大事、と思いながらも、分かりやすく、いい意味でありきたりな展開のもののほうが、やはり安心感を感じてしまいました。
あと、もはや、レズビアン同士の恋愛というよりも、トランス男性(マイカ)と障害のあるシス女性(マリベル)との恋愛、家族づくりの方がメインの話だったと思います。(かなり非現実的なのですが)
②マックスの伏線回収
オリジナルのキャストがぞくぞく出てきたのも嬉しかったです。
デイナやターシャなど。可能だったらジェニー役のミアカーシュナーさんにも出て欲しかったです。(ジェニーというキャラクターはともかく、もっと評価されていい、とても良い女優さんだと思います)
そして、マックスの再登場は本当に良かったです!
オリジナルの「Lの世界」では、ジェニーに振り回され、レズビアンの輪には入れず、のけ者扱いされ、ストレート女性との恋愛は傷心で終わるなど、とにかく気の毒でした。
同じトランス男性のマイカへの、メンターとして登場したことで、トランスジェンダーにとって、希望ある未来像が描けていたのではないかと思います。
後付け設定だと思いますが、辛い目にあってきたマックスというキャラクターを創造した、伏線回収が10年かけてできた気がします。
結局、楽しくて、明るい、そしてわかりやすいストーリー展開が私は観たいのだと思います。
このシーズンのような明るいトーンだったら「Lの世界」も「SATC」のように、ずっと続いたらいいのに!と思いました。