非日常が好きだ オードリーのオールナイトニッポン編
私は非日常が好きだ。
夜、自分以外に誰もいない空間でのオールナイトニッポンは、芸人のプライベートなおしゃべりをひっそりと聴く感じが非日常を感じるから好きだ。
その日、東京ドームは大勢の人で溢れていた。
日常の端っこでオードリーの声をひっそりと聴くリスナーと呼ばれ、リトルトゥースと呼ばれる同志たちがいま、一堂に会する。
その数、5万人。
夜、1人で聴くあの話。
それが、ドームで5万人に通じるのが凄い。
同じネタで笑うというだけで、聴く場所は全然違っても、同じ世界に生きているのだと思わせてくれる。
同志はたくさんいるのだ。
ゲストには星野源さんがサプライズで登場。
このライブの少し前にNetflixにて配信された、
オードリーの若林さんと星野源さんによるトーク番組「ライトハウス」で2人の過去を聴いたばかりで、私は思わず叫んだ。
2人とも似た部分があり、普段見せることのない過去やダークな面が語られていて、いま世界でも人気の彼らも、我々と似た部分があるのかと考えさせられていたのだ。
トークで東京ドームを満席にした(倍率がとても高く、ライブビューイングですら予約が取れないほどだった)事例は、過去にローマ教皇と大川隆法のみということで、そこにオードリーが並ぶのだ。
もはや宗教だと若林さんが言った通り、とんでもないことだ。
オードリーの2人が日本中の人の日常を支えているのだと思った。
様々な企画を行い、クライマックスでは中央にセンターマイクが出現。
最後に2人の渾身の漫才である。
私は泣いた。
帰りに思った。
明日から日常に戻っても一生懸命生きていける。
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