『どの様な「食材・食品・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【特4】
【特4節】〜『ダイエット(痩身)をご希望の方々へ』「ダイエット(痩身)の効能・効果アプローチがある成分&食材・食品・生産物」について【②】
・『ダイエット(痩身)』に良い影響を及ぼす効能のある成分(成分群/分類)について、【中編】
5]〜『脂肪を燃焼を促す効果がある成分』。(抗肥満作用のある成分)
●『カフェイン/アルカロイド類』、
・「肥満ラットを対象に、カフェインを21日間飲用させた」ところ、「BMIの数値が改善し、血中のカテコラミン量および遊離脂肪酸が増加していた」事から、「カフェインは、抗肥満作用がある」事と考えられています。
6]〜『肥満を予防する効果がある成分』。
●『カプサイシン/赤い、辛味成分』、
・人間の体では、運動すると「最初に糖分がエネルギーとして使われ」、「その次に、脂肪がエネルギー源として使われ」ます。
※「アドレナリンの分泌を促す働きがあるカプサイシン」は、脂肪を燃焼し易くし、エネルギーを効率良く代謝させる為、肥満を予防する効果があります。
●『キチン・キトサン/ムコ多糖の一種〜ポリ-β1-4-N-アセチルグルコサミンの事』、
・「糖尿病のない12名の肥満患者」に対し行い、3ヶ月間、「プラセボまたはキトサン(3回/日、750 mg)を摂取させました。」
・「キトサン投与群では、インスリン感受性が増加し、また、体重、ウエスト周囲径、BMI、TGがプラセボと比較して有意に減少していました。」
※この事から、「キトサンの摂取は食後のインスリン感受性を増加させ、肥満予防につながる」と考えられました。
●『共役リノール酸/不飽和脂肪酸』、
・「共役リノール酸」は、溜まった脂肪をエネルギーへと変えるホルモン感受性リパーゼという酵素に働きかけ、エネルギーを作り出します。
その為、脂肪を分解・消費します。
この酵素は本来運動をすると活発になるものです。
※つまり「共役リノール酸は、運動をする事と同じ様な脂肪燃焼効果を持っています。」
●『食物繊維/第6の栄養素』、
・「不溶性食物繊維を多く含む食品」は、「口の中でよく噛む必要があり、早食いによる過食を防ぐ役割」があります。
・咀しゃく回数が増える事で、唾液の分泌量が増し、満腹感を得やすくなるのです。
・また、消化されない為、胃の中での滞在時間が長く、満腹感を長時間得られる為、肥満を予防する効果があると云えます。
●『DNA(デオキシリボ核酸)/遺伝物質であり、核酸の一つ』、
・「肥満を防ぐ為」には、「脂肪の燃焼を活発にさせる事が不可欠」です。
・積極的に運動をしてエネルギーを消費することも大切ですが、もう一つ注目すべきなのが「基礎代謝」です。
※「基礎代謝」とは、生命活動を維持する為に、「運動をしていなくても、自然に消費するエネルギーの事」です。
基礎代謝を活発にさせる為には、「原料となるDNAが必要」となります。
7]〜『ダイエット効果がある成分』。(皮下脂肪沈着抑制作用のある成分)
●『ガセリ菌/乳酸菌』、
・「ガセリ菌のダイエット効果」は、臨床実験によりダイエット効果が証明されています。
※「肥満傾向の33歳から36歳の男女に1日200gの乳酸菌EPS配合のヨーグルトを食べてもらい」ました。
「12週間ヨーグルトを摂取した結果、ウエストが-1.9%、体重が-1.4%、皮下脂肪が-3.3%、内臓脂肪は面積にして-4.5%という効果があり」ました。
この結果により、「ガセリ菌を摂取する事により、ダイエット効果が期待できる」と考えられます。
●『クエン酸/酸味成分』、
・「クエン酸」には、「三大栄養素の代謝経路」である「クエン酸回路を活性化させる働き」があります。
※クエン酸を摂取する事で、「クエン酸回路が活性化し代謝の向上にも繋がる」事から、「ダイエットにも効果的」と云われています。
●『グルコマンナン/食物繊維』、
・「肥満者がグルコマンナンを8週間摂取する試験を行ったところ、体重の減少が認められた」と云う結果が報告されています。
※また、「BMI値が25以上、かつコレステロール値が高めの男女がグルコマンナンの顆粒を4週間摂取したところ、膨腹感があった」云う結果が得られました。
※この様な「グルコマンナンのダイエット効果」は、「グルコマンナンを食事前に摂取する事で、胃の中で膨張し、食欲が減退する」ことによるものと考えられます。
●『ジンゲロール/ファイトケミカル』、
・「ジンゲロール」には、ダイエットに効果的な成分であるとされています。
※「ジンゲロールは血流を改善する作用」を持つ為、「体内の代謝を活性化させ、エネルギーの消費を増加させる」と云われています。
8]〜『メタボリック症候群を予防する成分』、(脂肪肝の予防効果がある成分)
●『クロロゲン酸/ポリフェノール類』、
・「クロロゲン酸」には、「中性脂肪の蓄積による脂肪肝を予防する効果」あります。
※「脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が溜まった状態」を表します。(メタボリックシンドロームにも繋がると云われる。)
※「摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまう」と、「余分なエネルギーはグリコーゲンや中性脂肪につくり替えられ、体に蓄積され」ます。
・中性脂肪は内臓脂肪や皮下脂肪として蓄積される他、肝臓にも貯蔵されます。肝細胞の30%以上に中性脂肪が貯まると脂肪肝と診断されます。
9]〜『脂肪の蓄積を予防する効果がある成分』。(抗肥満作用のある成分)
●『グルタミン酸/非必須アミノ酸』、
・「高脂肪の食事のみで飼育されたラットが、グルタミン酸を摂取する事で皮下また内臓での脂肪の蓄積を抑制する」と云う事が明らかとなっており、この事から、グルタミン酸は脂肪の蓄積を抑制する効果が期待されています。
●『中鎖脂肪酸/飽和脂肪酸』、
※「中鎖脂肪酸」は、『脂肪の蓄積を予防する効果』がある成分です。
・「中鎖脂肪酸はエネルギーとして分解されやすい為、体に脂肪を付きにくくする効果があります。
・これは、「中鎖脂肪酸は消化・吸収の為に胆汁酸を必要とせず」、「そのまま小腸の細胞に吸収され、門脈を経由して直接肝臓へと運ばれる」という性質によるものです。
●『サポニン/多糖類』、
・「大豆に含まれるサポニン」には、「腸で吸収したブドウ糖が脂肪と合体しない様に抑制」し、「脂肪の蓄積を抑える事によって肥満を予防する」効果があります。
10]〜『脂肪肝を予防する効果がある成分』。(抗脂肪肝作用のある成分)
●『スレオニン/必須アミノ酸』、
・「肝臓に中性脂肪が蓄積すると、脂肪肝を引き起こします」。
※「脂肪肝とは脂肪の多い食事やアルコールの飲みすぎ等が原因」で、「肝細胞の30%以上に中性脂肪が蓄積されている状態」の事を云い、この状態が長期間続くと、動脈硬化などの生活習慣病につながる危険性があります。
※「スレオニン」は、「代謝を促す事によって肝臓への脂肪蓄積を防ぎ、脂肪肝を予防する」効果があります。
以上です。… 次回、【後編】へ、続く。
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