『どの様な「食材・食品・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【氣9節】前編
【氣9節】〜『不安神経・イライラ でお悩みの方々へ』「不安神経・イライラ の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論&成分(食材・食品・生産物)」について【➀】
◆【不定愁訴症候群〜⑨】『不安神経・イライラ』の概要〜
◎『不安神経/イライラ』の特徴 〜
◎『不安神経/イライラ』の症状 〜
◆『不安神経・イライラ』における、「東洋医学(漢方)」的 見解について、
◉「東洋医学(漢方)」的見解における、『不安神経・イライラ』の解釈とは、…
〜[漢方と鍼灸・誠心堂薬局より]〜
◎「中医学」では、「自律神経」を司る「“肝(かん)”」の働きが乱れると「自律神経失調症といった不調」が起こると考えます。
実際の「症状として」は〜、
[精神活動、気血の運行、消化活動の調節]に影響を及ぼします。「強いストレス」で、「食欲に異常がでたり、便秘や下痢」になったりするのはその為です。
では、どういった「原因」で「“肝”」の働きが乱れるのかと云うと〜、
[イライラや激しい怒り、思い通りにならない不満 等の感情]によって起こる事があります。
「“肝”」を含む「五臓(ごぞう)」は、「七情(しちじょう)」と呼ばれる〜、
[“怒・喜・思・憂・悲・恐・驚”]の「感情」を過度に感じると、「五臓を傷める」為です。
感情以外に、「季節の変わり目」や「環境の変化」といった「外因(外的要因)」や、「身体的な負担」や「栄養不足」、「睡眠不足」等の「内因(内的要因)」によっても「“肝”」の働きが乱れます。
◉【中医学体質別・診断法】〜
① 肝鬱化火(かんうつかか)体質
・「ストレス」等の精神刺激により「熱が生じている状態」。
・「強いストレス」によって、「自律神経が失調しているタイプ」です。
「ストレスが過剰になる」と「気の流れ」をコントロール出来ず、「流れが詰まる」事で、「熱を持ち易く」なります。
「気の巡りを整え」、「熱症状を抑える」様な「漢方薬」を用います。
※「随伴症状」〜【イライラし易い/情緒不安定/手足の冷え/頭痛/目の充血 等】
② 痰熱内擾(たんねつないじょう)体質
・身体の「余分な水分(非生理的水分)」と「熱」が「体内に停滞する」事で、「精神不安になり易い状態」。
・「甘い物」や、「味の濃い物」、「アルコール」等の「暴飲暴食」や「消化機能が低下したタイプ」で、身体の中に「余分な老廃物(痰湿)」と「熱」が溜まっています。
それによって「精神状態にも影響します」。
「痰湿の排出を促し」て「気の巡りを助け」、「消化を助けたり」、「熱症状を抑える」ような漢方薬を選びます。
※「随伴症状」〜【寝つきが悪く夢をよく見る/不安感/胃やみぞおちの閊え/痰が多い/ 頭重 等】
③ 心脾両虚(しんぴりょうきょ)体質体質
・疲労や貧血」等で、「身体に必要な気や血(けつ)が不足している状態」。
・「思い悩む性格」であったり、「元々胃腸が弱かったりするタイプ」です。「気や血が不足する」事で「精神不安」も起こります。
体に必要な「気や血を補い」、「自分で気や血を作れる」様に「体質改善」したり、「胃腸を強く」しながら、「身体をリラックスする」漢方薬がお勧めです。
※「随伴症状」〜【不眠/動悸/物忘れ/疲労感/ 頭重/冷え/眩食欲不振暈/ 等】
③ 心腎不交(しんじんふこう)体質
・「加齢や心労」、「過労」により、「身体の陰分(体液)が不足」し、「相対的に熱が強くなっている状態」。
・「身体の体液が不足」し、「精神の興奮によって熱が籠る」為、「脳を鎮静する事が出来ないタイプ」です。
「津液や陰分を補い」、「余分な熱を冷まし」ながら、「気の巡りを調整する」漢方薬を使用します。
※「随伴症状」〜【逆上せ/耳鳴り/物忘れ/足腰が怠い/ 手足の火照り/口内炎 等】
以上です…。 『不定愁訴症候群〜「不安神経・イライラ」【②】』に移ります。
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