『どの様な「生産物」を私は食べたら良いのか!?』（「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ）』【9】

【9】〜『皮膚の異常が気になる方々へ』「皮膚の痒み・アレルギー性皮膚炎等の予防・改善のアプローチがある成分」へ［②］

1］〜『「細胞の新陳代謝」、「ターンオーバーのサイクル」を活発化し、肌の老化を防ぐ成分。』
➀『核酸』の含有生産物。
・「肝機能が衰える」と、「核酸が体内でつくられる量が徐々に減っていきます」。
核酸が不足してしまうと、「ターンオーバーのサイクルが長く」なり、様々な肌の老化現象が引き起こされます。
肌の老化現象の1つとして、肌の潤い不足が挙げられます。
※「核酸」を補い、「細胞の新陳代謝を活発にさせる」事によって、「肌の老化を防ぐ」事に繋がります。
②『酵素』の含有生産物。
・「酵素」の中でも、特に代謝酵素を活性化する事で、肌への良い効果が期待できます。
肌荒れ、シミ、くすみなどの肌の不調は、新陳代謝が深く関与しています。
※「新陳代謝によって肌細胞が生まれ変わりが行われる」事で、肌は健康な状態を維持する事が出来ています。
③『コエンザイムQ10』の含有生産物。
・「コエンザイムQ10」は、「コラーゲンを作り出す皮膚の細胞を活性化させる」働きがあります。
※また、「コエンザイムQ10」には、「肌のターンオーバーを正常化する」と云う働きがあります。

2］〜『「紫外線による皮膚影響を軽減」し、「皮膚ヘの血流を改善」する成分。』
➀『カテキン』の含有生産物。
・「女性60名において、カテキン飲料（カテキン：1402mg） を12週間摂取させたところ、紫外線による紅斑が25% 軽減され、肌の弾力やキメや密度と水分値も維持されました。
また酸素量と皮膚への血流が増加したことから、カテキンは紫外線から皮膚を保護する働きが確認されました。
※「カテキン」の持つ「抗菌作用が細菌やウイルスから体を守り、感染症を予防する」効果がある事が考慮出来ます。

3］〜『「抗炎症作用により、乾燥肌や軽度のアトピー肌に対し、水分の蒸発を防ぐ」効果のある成分。』
➀『γ - リノレン酸』の含有生産物。
・「γ - リノレン酸」は抗炎症作用を持ち、「乾燥肌や軽度のアトピー肌での炎症や皮膚からの水分蒸発を防ぐ」のに役立ちます。
※「γ - リノレン酸」は「乾燥肌や軽いアトピー性皮膚炎」でのバリア機能を果たすと考えられています。

　
4］〜『「抗炎を抑制する作用により、皮膚の健康を守る」効果のある成分。』
➀『キノコ抽出物』の含有生産物。
・「キノコ抽出物」には炎症を抑制する効果があると言われています。
※動物を使用した実験では、「炎症を引き起こす物質」である「IL-1βやTNF-α」という物質が抑制されている事が、研究報告されています。

5］〜『「アレルギー症状を緩和する作用により、皮膚の健康を守る」効果のある成分。』
➀『キャベジン』の含有生産物。
・「アトピー性皮膚炎・喘息等のアレルギー性疾患」は、「ある種のたんぱく質や物質が体に入り込み」、それを免疫細胞が「異物」ととらえて、様々な物質を出して、結果アレルギー症状が起こるといわれています。それに関係しているのが、「ヒスタミン」です。
※「キャベジン」には「ヒスタミンの遊離を抑える働きを持つ」ことが報告されており、「キャベジンはアレルギー症状を緩和する」効果が期待できます。

②『共役リノール酸』の含有生産物。
・「共役リノール酸」には、「アレルギー反応を抑制」したり、「アレルギー症状を引き起こす原因となる物質の生成を抑える」効果もあります。免疫機能の改善に役立ちます。

③『ギンコライド』の含有生産物。
・「ギンコライド」が持つ「PAFを阻害する働き」は、「アレルギー症状や炎症を和らげる」事が出来ると考えられています。

6］〜『「天然保湿成分により、肌の健康を守る」効果のある成分。』
➀『グリシン』の含有生産物。
・「グリシン」は、そのコラーゲンを構成しているため、「肌のハリや弾力を保つのに必要な成分」といえます。
※「グリシンをはじめとするアミノ酸」は、「天然保湿成分（NMF）の約40％を占めて」おり、「肌荒れを起こし易い人は角質層に含まれるアミノ酸が不足している」と云う事が分かっています。
②『グリセリン』の含有生産物。
・「グリセリン」は、強い吸湿性を持つ性質があります。その性質から、保湿剤として化粧品などに多く配合されています。
③『スレオニン』の含有生産物。
・「スレオニン」は、肌の潤いを保つ天然保湿成分（NMF）にも存在します。
※肌は表面から角質層、表皮層、真皮層に分かれます。角質層が「ウイルスや細菌等の異物」から体を守り、肌のダメージを抑えます。その上、肌の水分が逃げないように水分を保持してくれます。

7］〜『「創傷の治癒に必要なタンパク質の前駆物質」となる成分。』
➀『グルタミン』の含有生産物。
・「グルタミン」は「窒素の代謝に働きかける」事で、「創傷の治癒に必要なタンパク質の前駆物質」となります。その為、「外傷の回復を早める効果もある」と云われています。

8］〜『皮膚の炎症や発赤に対しても抑制作用がある成分。』
➀『桜の花エキス』の含有生産物。
・「桜の花エキス」には、「抗炎症作用」があると知られています。その為、「桜の花エキスには皮膚の炎症や発赤に対しても抑制作用」があります。

9］〜『「肌の調子を整える効果」、及び「活性酸素除去作用」の成分。』
➀『シリマリン』の含有生産物。
・「シリマリン」は、「シリビニン又は、シリビン、シリジアニンと呼ばれるフラボノイド類」から成ります。その中の「シリビンは真皮のコラーゲンを増やし、繊維構造を正常化する作用を持つ」為、シワを改善します。また「体内で成長ホルモンの分泌を促し、細胞の老化を防ぎます」。
※「欧米で人気の高いメディカルハーブ」として支持される理由も「この強力な抗酸化作用」が関係しています。

10］〜『「乾燥肌や敏感肌、肌荒れ」等を引き起こす事を、予防する成分。』
➀『セラミド』の含有生産物。
・「セラミド」の分子が細胞間で一定の方向に隙間なく並び、積み重なった層状構造を形成し、水分は層の間に保持されています。これをラメラ構造といいます。
※「セラミドが、このラメラ構造を形成する」事で、角質層は保湿効果とバリア機能を発揮しています。

11］〜『「粘膜や皮膚を健康に保つ効果」等の作用のある成分。』
➀『ナイアシン』の含有生産物。
・「ナイアシン」が「NAD」に変化すると、体内の他の物質と結びつき、「NADP (ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドリン酸)」となります。
※その他、「NADP」は「DNAやホルモンを作る」事にも関わっています。
この働きによって細胞の生まれ変わりをサポートします。
※特に生まれ変わりの活発な皮膚の粘膜の健康維持に役立ちます。

12］〜『「アレルギーを抑制する効果」「」等の作用のある成分。』
➀『ノビレチン』の含有生産物。
・「アレルギー反応」は、「体内のヒスタミン等の化学物質が放出される」事で起こります。
※「ノビレチン」は、この化学物質の放出を抑制する働きがある為、「アレルギーを抑制する効果」があります。
※また、「ノビレチン」は、「慢性炎症抑制に関わるタンパク質を活性化させる」事で、「炎症や痛みを抑え」てくれます。

次回、…③ヘ続く…。