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トライアンフで本州最北端を目指したら楽しかった話 3日目 秋田〜青森編

世間は大晦日だと言うのに2022年の旅行記を編集している。

3日目、朝 秋田県の男鹿半島へ。

前日午後スタートした結果夜道を半べそで走る羽目になったので
反省を込めて4時に快活クラブを出る異常者ムーブをかます。
結局暗闇の中の走行である。(道中は暗すぎて使い物になる画像がなかった

異常者を迎えるナマハゲ兄貴。

男鹿半島に到着する頃には、空はやうやう明るくなりつつあり、太陽が顔を覗かせている「THE 美しい朝」の中ツーリングすることが出来た。
このような状況におきましては、QUEENのIt's A Beautiful Dayを聴くことがマストである。本当に。都会でドス汚れた心が洗われる気分である。

清らかな気分になる。

駐車場にて休憩がてらの撮影タイム中、おそらく地元民の軽トラが駐車場にIN。
俺の隣を超低速で通過していったあと、そのまま出ていった。
完全に不審者か何かだと思われていたような気がしてならない…。

ヘルメット装着のまま撮影を始める異常さ。どうみても不審者。
Leica M10 summicron 35mm(6枚玉)

ここで閑話休題、というわけではないが、ライカのカメラがめちゃくちゃ好きだ。なんというか上手く撮れないのがいい。個人的にはライカはとてもプリミティブなカメラだと思っていて、高級な写ルンです、だと思っている節がある。100万越えのインスタントカメラ。

撮って出し。

まあそんなライカユーザー特有の謎ポエムは置いておいていい景色である。早い時間に出たおかげもあってか人がほとんどおらず、一人世界に取り残された気分に浸る、まあ実際ここにいるのは社会にも取り残されている男なわけだが。

男鹿半島はワインディングも多く走っててて楽しかった(小並感)

そんなこんなでバイクを走らせているとクソデカ灯台に遭遇。
入道崎灯台という名前で、日本の灯台50選にも選ばれているらしい。
どうやら実際に登れる灯台らしいのだがまあ7時ちょい過ぎに開いているわけもなく、近くをウロチョロするだけになった。

近くで見ると本当に大きい。
目が死んでる。

日本海沿いを走りながら青森に向かうことに

そんなこんなで男鹿半島を走り続けた結果、青森を目指してみることにした。この旅は基本ノープランのため自分の思いつきが最後、どんな地獄であろうと突っ込んでいくスタイル。最終的に本州最北端、大間岬までツーリングすることになるが、この時点ではそんなこと1ミリも考えていないのである。おそらくこの時は「とりあえず上に行ってみるか」ぐらいの感覚であった。

本当に景色が綺麗、イギリスのコーンウォール地方みたい(行ったことないけど)
そんな雑な

まあ何かしら目的がないとつまらんよねってことで目的地を設定しよう。
インスタ映えが狙えるということで北海道のアレと同じく、湖面が美しいブルーに見えると噂の白神山地にある青い池こと「青池」に決定。

これは北海道美瑛町にある、本家の青い池

そしてこちらが青森県版青い池こと、青池である

なんかさぁ…。ちなみに到着まで15分ほど歩く必要がある。

確かに青いけども、ゴミが浮いていてそれどころではない。
悪天候のせいもあるためなんとも言えないが、どちらかというと青い沼だ。
俺の他にも数人の観光客がいて、俺が帰る道中、これから向かう観光客のナイスマダム達に「どうでしたか〜?」と質問されたんだけど
「まあ、青かったすよ」となんとも言えない表情で回答した。
俺と同じ気持ちを味わって欲しい。

世の中行ってみないと分からないこともいっぱいある、それが予想通りのものではなかったとしても。

続く

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