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日々の想いを短歌にのせて⑱


いき(支)くるし あらな(奈)みのなか  も(毛)が(可)きつつ めざす(須)は(者)ほそき いちじょうのひかり

息苦し  荒波の中もがきつつ 目指すは細き 一条の光

5年ほど前でしょうか。コロナが流行る前の年、咳が止まらず、せき止めを飲んだら、急に息苦しくなり、とても怖い経験をしました。誰もいない荒波の中で一人いるような気持ちになり、孤独を感じながら、もう終わりだと思いました。その時はいろいろ調べてもらっても原因がわからずじまいでした。

今年2月に肺炎が見つかり、まだ病名つきませんが、たまに、その時ほどではないですが、息苦しくなります。秋9月だったので、秋になると、その頃の心境を思い出し、恐怖心をもちます。

まるで、芥川龍之介の蜘蛛の糸のように、地獄から天国に登るように、細い、細い蜘蛛の糸にすがる気持ちでした。そんな中でも一条の光を見つめて、なんとか、地獄から抜け出しました。


和紙の裏に折り紙2色あしらい、小筆で

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