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泣きそうだから帰る

このまま仕事してたら涙でそう。直感でそう思った。ただそれだけ。
泣きそうとか思いながらも仕事は出来るから放っておこうと作業してたけど頭の中がぐるぐると考え出す。
新卒の子は新しい仕事見学に行ってるけどメモ取れているのか、質問は出来てるか。次にすることはなにか。明日、新卒の子がやるとき迷惑にならないようにしておかないと。
ずーっと「新卒の子」について考えていた。
その子が私は今すごくこわい。漠然とした恐怖。出来るならどうしてこわいと感じるのか深堀りしたいけど、することさえ拒んでいる。知るのがこわいのか。目を背けてこわいと感じることからも目を逸らしていることを正解だと感じているからか。答えは心に余裕がないから。どんな理由であれ受け止められず壊れるのは私。
なんか泣きそうと思った。わけわからなくて笑いそうになったけど視界がにじんで、これは本当に泣くやつだと察した。から上司に連絡した「ごめんなさい。休憩に入ったら帰ります。このまま仕事してたら泣きそうなんです」
上司は走ってきてくれたんだと思う。息を上げながら大丈夫か聞いてくれて、それだけでやっぱりにじむんだな視界。大丈夫と嘘ついてそれでも今日は帰らせて欲しいと頼んで帰路についた。
自転車にまたがる時
「雨降ってないから泣いて帰れないな」
なんて泣くの我慢して帰った。

さすがに心がバキボキに折れていたので、次の日休みもらって病院に行った。

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