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算命コーチ鞠の人物解説シリーズ⑥藤井聡太さん(プロ棋士)

算命コーチ鞠の人物解説シリーズ⑥
藤井聡太さん(プロ棋士)

解説シリーズでは、話題の方の命式をお借りして、
特徴的な部分などの解説をします。

●藤井聡太さんについて
2002年7月19日生まれ
言わずと知れた「八冠」の棋士。
どこまでタイトル保持ができるかなど周囲の関心はつきませんね。

藤井さんの天冲殺は特徴的です。
特殊な天冲殺の影響を受ける生き方とは?

藤井聡太さんがどのような方であるか算命学を用いてみてみましょう。

●午未天冲殺(生年天冲殺、生月天冲殺)
午未天冲殺はまとめる、締めくく生き方によって自分の人生を大きく動かすことができます。
まとめる、締めくく生き方はとはどういうことか?
物事を最後まで丁寧に取り組む。
物事のまとめを担い、終わりを見届けること。
次につなげるのことはなく、まとめて終わらせます。
やや神経質ところがあります。
誰とでも仲良くできますが、基本的に距離はつめることはしません。

藤井さんは天冲殺が特殊です。
生月天冲殺と生年天冲殺を所有している宿命二天冲殺です。

生年天冲殺は親との関係性が不自然です。
親からの恩恵が受けにくく、
生家を早い段階でて自立すことになりやすいです。
藤井さんもプロ棋士として10代から自立した人生を歩まれています。

生月天冲殺は社会との窓口が不自然となります。
世間に対して溶け込みにくい生き方が特徴です。
一般企業のような会社員では生きにくいと感じることが多いです。
世間の流行にも影響を受けず自分を貫きます。

宿命二天中殺の特徴は、
生年、生月の天冲殺の二つをお所有しており、北方や南方、東方が不自然な影響を受けます。
自分の考え・想いと周囲の反応の矛盾を感じることが多く、
結果自分のカラに閉じこもりやすい人、
もしくは周囲の評価を気にもせず前進していくか、
どちらかの生き方になりやすいです。

あるがままの自分を受け入れ、純粋で素直にいきていくことが重要です。

陽占について
・東方:石門星 天将星
生月天冲殺の影響で石門星の特性が不自然に作用します。
本来の石門星は周囲を巻き込みチームでことを進めていく人です。
さらに天将星と組合された石門星は、
「リーダー」として組織、世の中に進み出る才能を持っている人です。
ですが、藤井さんの場合このこれらが不自然に作用します。
なかなか自分の考えが周囲に理解されにくいことが多いと感じることが、
幼少期は多かったのではないでしょうか。
若年期に天将星がある場合、
家族から「なにを考えているかわかりにくい」と思われることが多い幼少期を育つことになります。
藤井さんの場合、自分がやりたいことを貫こうとして親が理解するまでには時間を要したのではなかなと思います。

中央:牽牛星 天堂星
宿命天冲殺の影響を受けます。
牽牛星は本来、役割を明確にされていると能力を発揮できる人です。
牽牛星の方は周囲からの評価も気にします。
不自然な牽牛星では、自分の「集団や組織」での「役割」を見出しにくいと感じることが多くなります。
組織に所属することで力を発揮できる牽牛星ですが、
組織への所属が逆に自分の居場所を明確にしにくいと感じてしまいます。
藤井さんが、高校を辞めてプロに集中すると判断したのはこのような特性が作用したのかもしれませんね。
また、天堂星はものごとを様々な経験から「冷静に判断する」ことができる人です。
年齢が若くても落ち着きがあり、
どこか達観した雰囲気をまとう人が多いです。
これらが不自然に作用する場合、
経験のみに頼った判断をしやすいことや、視野がややせまくなりやすいという面も持ち合わせるようになります。

北方:禄存星
生年天冲殺の影響を受けます。
北方は本来親を表し親との親との関係性を表す星が配置されます。
禄存星は愛情や人からの注目を集める星です。
しかし不自然に作用することで、
親や周囲(特に目上)の信頼を得ることに苦労をします。
親から早く独立することで「自分で判断し自立して生きる」ことで、
やりたいことを前向きに取り組めるようになります。

南方:玉堂星
自分の未来や想いを表しています。
玉堂星は古きもの、伝統を大事にし礼儀礼節を重んじる人です。
将棋に関心をもって極めようとされているのはその特性が影響していると思います。
しかし、この玉堂星も宿命天冲殺の影響を受けております。
藤井さんの場合、PCの知識がかなりおありのようで、
数年前に「今、会いたい人は?」と聞かれたときに
「AMDのリサスーさんに会いたい」と言ってた時、
わたしは思わず吹き出してしまいました。
「すごい。中学生が・・・(笑)」
最近はNHKの将棋の中継にもAIの予測する手を表示する機能がありますが、
自分で将棋を研究するツールにAIを取りいれたのは流石!
と感心しました。
このように不自然な作用が良い方に転じる場合もあります。
玉堂星の古きものを新しいモノへの融合はその作用の影響ではないでしょうか。

西方:司禄星 天報星
物事をコツコツと積み重ねていく司禄星
自分の将棋の研究成果を「実践」でためしさらにデータを蓄積していく。
自分の成果をさらなる結果につなげていける人です。
天報星は自身の関心がいろんなことに向かいがちです。
一つのことに絞ることはむずかしいので、興味関心ごとには素直に行動することが大事です。

循環法でみる特性
循環法でみる藤井聡太さんの特性は「石門星」です。
天冲殺の影響を受けて不自然ではありますが、
石門星の自分の意思を貫く強さは間違いなく藤井さんのプロ棋士としての生き方といえます。

また、剋占でみる「才能」は「玉堂星」です。
玉堂星も天冲殺の影響を受けておりますが、
玉堂星の伝統を大事にすることが将棋への興味へ向かい、
新しい技術と組み合わせ自分のスタイルを作る独創性は藤井さんの持ち味といえます。

循環法の詳細はこちらをご覧ください。
https://note.com/rich_llama150/n/nd91558810ac5

●五行エネルギー
藤井さんの五行エネルギーの特徴は、南方の金性のエネルギーが0であることです。
算命学では、「ないものを語らない」が鉄則です。
ないものは「意味はない」です。
南方が0であることは、
藤井さんは人とのコミュニケーションへあまり意識が向かないことを表します。
人に伝えることも苦手です。
苦手というより、
伝えることの必要性をあまり感じないところがあるかもしれません。
自分の考えを自己で完結していくタイプであると思います。
しかし、人ですので感情があります。
その感情を表現することがすこし下手で、冷たい印象(無関心と思われていると)をもたれる場合があります。

●位相法について
藤井さんの宿命上の位相法では、
「日干支と年干支が天剋地冲」
「日干支と月干支が害」
「月干支と年干支が干合支合」
自分の経験から慎重に取り組んでいくことになります。
自分がまとめようとするとストレスを感じることが発生しやすくなります。

●命式をみさせていただいて・・・
特殊な天冲殺の影響を受けて、
自分の想いややりたいことに障害が発生しやすいのですが、
不自然に作用する玉堂星が藤井さんの持ち味を後押しするような生き方になっていると感じました。
天冲殺の影響は悪いばかりではありません。
「なぜ」がわかると「持ち味」として活かすことも可能です。

人物解説シリーズは不定期です。
話題の人や特徴的な命式をお持ちの有名人をテーマに解説します。
命式のごく一部の解説ですが、特徴的な部分をお伝えしていきます。

次回も
お楽しみに!

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