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【元 不登校】N高のパンフレットが私に希望をくれた話

不登校になったとき

私は中学2年生の2学期に不登校になりました。学校では活動的に授業や部活、委員会に取り組むタイプだったので家族や先生方は驚いていました。「学校に行かないと」という気持ちはあるものの、いざ玄関の前に立つと外に出れず、そのまま不登校になり卒業まで戻ることはできませんでした。

高校受験を諦められなかった日々

3年生になった頃、家族や先生は全日制高校だけでなく通信制高校や定時制高校などの多様な選択肢を私のために模索していました。
ただその当時私は通信制高校などの、全日制以外の選択肢に偏見を持っており、あまり興味を示さなかったそうです。
全日制高校にどうしても入りたかった私は、夏前に通っていた塾にまた顔を出すようになり、模試を受けたりもしました。
塾に戻ったのはいいものの、不登校の間に授業はどんどん進んでおり、ついていくのがやっとの日々でした。
不登校になったばかりの2年生の2学期から3学期にかけては勉強をできる状態ではなく、学校の宿題以外に勉強をしていなかったのが原因だと思います。

全日制以外を考え始めた日

そんな中、塾の先生に手伝ってもらいながら志望校を探し始めました。
ですが、不登校のためほとんどの学校の要項(出席日数や評定)が満たせず、
受け入れてもらえそうな全日制高校は限られていました。
その頃から自分の現状を受け入れ、「全日制に固執している自分」に気づき始めました。

母からN高のパンフレットをもらった日

当時のことを詳細に覚えているわけではないのですが、
私が出席日数や評定が少なかったり低かったりしても受け入れてもらえる学校探しに疲れ始めた頃、母がN高のパンフレットを渡してくれました。
最初は抵抗があったのですが、読んでみると私にとっていい影響がたくさんありました。

パンフレットに書いてあったこと

そのパンフレットにはN高で提供している部活動や職業体験プログラム、進学サポートや何人ものN高生それぞれの学校生活について書かれていました。その中でも私の目を引いたのは「ネットの高校生の1日(在校生それぞれの1日のスケジュール)」と「海外大学進学」についてでした。
私はずっと「いい高校に行って、いい大学に行って、いい企業に就職すること」だけが人生の正解で、それ以外の道に進むことはダメなんだと思い込んでいました。
ですが、N高のパンフレットを見ることで、「いろんな選択肢があるんだ」ということに気づき、また「いろんな選択肢」の中から自分に合うものを選び生活しているN高生を知り、通信制高校での生活をイメージすることができました。また、海外大学進学についてもそこで初めて知り、挑戦してみたいと思うようになりました。

何より不登校になってから持てなかった自分のこれからへの期待感やワクワク感を持てたことが大きかったです。

N高に決めるまで

N高に対して前向きなイメージは持てたものの、実際にそのような生活が送れるか不安だった私は、オンラインの説明会や「通学コース」のオープンキャンパスや個別相談会に参加しました。
オープンキャンパスで在校生の方と話したり、不安に思っていることを職員の方に聞いたりする中で不安が解消されN高への進学を決めました。

今進路に悩んでいる不登校の方へ

不登校の中での進路選択は大変なものだと思います。私自身とても苦しい期間を過ごしました。特に全日制高校に固執していた期間は、自分の将来に不安になる日々でした。もしあのときの自分に何か伝えられるのだとしたら「選択肢は思っているよりたくさんあるよ!」ということを伝えたいです。
もちろん全日制高校もいい選択肢だし、通信制、定時制に行くのも同じくらいいい選択肢だと思います。
もし周りの人が「こんな学校あったよ!」と教えてくれたら、気分が乗らなくても少しだけみてみてください。嫌だな、合わなさそう、と思うのも一つの発見だと思います。
また、全日制に関しても学校によっては出席日数や評定が足りなくても受験できる学校はあるので、調べたり問い合わせたりしてみると選択肢が広がると思います!
大変な時期だと思いますが、この記事が皆さんの助けに少しでもなれていたら嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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