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不登校になってから通信制高校に入り、短期留学するまで


中学2年生で不登校になる

中学2年生の後半、学校生活のさまざまなことにプレッシャーを感じ「学校に行きたくないな」と思う日が増えました。それまで、学校の委員会活動や部活動、勉強に対して積極的だったので、両親や先生方は私のその様子に驚いていました。最初は「学校に行かないと」と思い行っていたのですが、だんだん学校に行こうと準備をして玄関で靴を履いても外に出れない日が続くようになり、結果として不登校になりました。

学校に戻ることはできなかった

当初は、「少し休んだらまた学校に戻るんだ」と考えていました。別室登校や、1時間だけクラスで授業を受けるなど行ってみたのですが結果として卒業まで学校に戻ることはできませんでした。

不登校の間、家でしていたこと

不登校の間は、家から出ることはほとんどなく、自分の部屋で過ごしていました。始めの方はずっと寝ていたそうです。少し経つと昼夜逆転が始まりました。一日のほとんどは睡眠、起きている時間は「学校」のことを考える日々でした。
不登校になってから半年ほど経ったころ、母が私にiPadを購入してくれました。それまで使ったことのなかったYoutubeやNetflixで、いろんな動画やドラマを見て世界が広がり、自分の将来に希望が持てるようになりました。それまで私は、「いい高校に行って、いい大学に行って、いい企業に就職すること」が唯一の幸せだと思っていたのですが、YoutubeやNetflixを通し、人生の多様さを知り、不登校になったからといって自分の夢や将来を諦める必要はないのだと思えるようになりました。
またこの頃からNetflixで見た海外ドラマの影響で「いつか外国に行ってみたいな」と思うようになりました。

高校受験を諦め、通信制高校への進学を決める

当初は高校受験を諦められず、行ける日は塾に行ったり、中学校の登校日数が少なくても受け入れてくれる学校を探したりしていたのですが、精神的な不安定さが残る中ではなかなか難しく、それを見兼ねた親戚が通信制高校(現在通っている学校)を勧めてくれました。

最初は私自身に通信制高校への偏見があり、乗り気ではなかったのですが、
学校説明会に参加した際に、課外活動プログラムがたくさんあること、登校日数を自分で選べる「通学コース」があることを知り、「楽しそうだな」と思い、通信制高校へ進学することを決めました。

通信制高校生活スタート

中学校を卒業後、4月、通信制高校の通学コース(週3日)に通う日々が始まりました。昼夜逆転も学校が始まって自然に治りました。最初はすごく緊張し不安を感じていたのですが、「1日学校に行ったら次の日は休み」だったのでとりあえず学校に登校し、次の日は家で休むことにして頑張りました。
慣れてくると、通学することへの負担を感じなくなり、単位取得のための課題と両立しながら、学校で開催されているワークショップへの参加や、英語の勉強を始めました。

短期留学をする

1年生の冬、短期留学に関する説明会が学校で開催され、参加し、「留学してみたい!」と本格的に思うようになりました。学校で紹介してもらった会社に相談し、いくつかの留学プログラムを提案してもらいました。両親とも相談を重ね、短期留学をさせてもらえることになりました。
そして2年生の時、アメリカへ短期留学に行くことができました。ホームステイ先のホストファミリーや留学先の日本人スタッフの方がとても親切な方々で、
困難に直面することはありながらも、楽しい時間を過ごすことができました。ホストファミリーや日本人スタッフの方に、通信制高校に通っていることや、中学生のとき不登校だったことを話す機会が何回かありました。どんな反応をされるんだろうと心配だったのですが、意外にもポジティブな反応をもらうことができました。ホストマザーは「よく頑張ったね」と言ってくださり、日本人スタッフの方は不登校だったからこそ、通信制高校に入って、留学することができたから大変だったかもしれないけれど結果としてよかったね、と言ってくださいました。

今不登校でこの記事を読んでくださっているの方へ

まずここまで読んでくださり、ありがとうございます。
あのときは本当に今後の自分の人生どうなっちゃうんだろうと心配でした。
今読んでくださっている方の中にもあのときの私と同じ気持ちの方がいるかもしれません。私と同じように中学生の方もいれば、高校生の方もいるかもしれません。この記事を通して私が伝えたかったのは、不登校だったとしても夢(私の場合だと海外留学)や自分の将来を諦める必要はないということです。

今回の記事ではや通信制高校での生活を全てかけたわけではないので、何か「すごくうまく行っている」ように見えるかもしれないのですが、実際そういうわけでないですし、
人によってはすぐ立ち直れる人もいれば、ゆっくり立ち直っていく人もいると思います。
どうか焦らないで、無理そうだったら一度諦めてもいいと思います。私自身、不登校時代に英語学習を一度始めたのですが、変にプレッシャーになってしまいやめてしまいました。
自分を大切にしながら、何か叶えたい夢ができたらそれもぜひ大切にしてみてください。
この記事が皆さんにとって何か役立つことができれば私はすごく嬉しいです。
改めて読んでくださりありがとうございました。


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