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隊長『zzzz…』


兵士『隊長!午後からもよろしくお願いします!…隊長?』

隊長『おっとすまん、なんだか眠くてな』

兵士『大丈夫ですか?昨日はよく眠れたんですか?』

隊長『うむ。しっかり8時間寝たぞ。朝もスッキリ起きれたしな』

兵士『なるほど。食事は取りましたか?』

隊長『食事??うーーん、朝は食べなかったし、さっき昼飯にカツカレー大盛りときつねうどん、それにデザートでぜんざいを食べたな』

兵士『隊長、その眠気はおそらく血糖値の急上昇によるものかもしれません…』

隊長『血糖値…?』

兵士『はい。血糖値とは、食事によって吸収されたが、血液中に含まれている量のことです!普通の食事でも吸収され血糖値は上昇するのですが、隊長の場合は朝食を食べていないので、身体が低血糖状態だったと思われます!』

隊長『つまり、身体の中の糖が少ない状態ということか?』

兵士『そうです。そして隊長が食べたものは全て糖質の塊のようなものなので、
それらが一気に吸収されることで、血糖値が急上昇して強烈な眠気がでてきたということです』

隊長『な、なんだと…』

兵士『低血糖状態は身体のパフォーマンスを著しく下げるのですが、急上昇して高血糖状態も身体にとっては望ましくないのです。血糖値が急上昇した後に、インスリンというホルモンの働きによって急降下するのですがこのときメンタル的にも下がるようで
うつ病の時と同じ状態ともいわれてるんです』

隊長『そうか!だからお腹が空くとイライラしたり、元気がなくなったりするのか!』

兵士『そういうことです。』

隊長『んー、仕組みは理解できたが、どうすれば血糖値の乱高下を防げるのだ?』

兵士『言ってしまえばシンプルです。食事によって血糖値を緩やかにコントロールするんです。』

隊長『どんな食事がいいんだ?』

兵士『まず、前提として糖質の高い食べ物は避けましょう。そのうえで、食べ順に気をつけると良いです。野菜→汁物→肉類→炭水化物 のような流れが良いでしょうね』

隊長『あえて糖質の高い炭水化物を最後に食べるということか?』

兵士『そうです!内臓は入ってきたものから吸収していきますので、ここで時間稼ぎをするイメージです。それに、炭水化物の食べ過ぎ防止にもなります』

隊長『なるほど!それだけでいいのか?』

兵士『基本的にはこれだけで十分なのですが、合わせ技として食事の30分前くらいにコップ1杯の水を飲むといいですよ!』

隊長『水??』

兵士『これは水分を取ることで、血液の濃度を薄めるが目的です。濃い味の飲み物に味を足そうとしたら、濃くなりすぎるでしょう?そうならないために、水で薄めるイメージです』

隊長『ふむふむ。』

兵士『あと、食後に軽く運動するのもいいですよ!ウォーキングでもいいですし、その場でできるスクワットなんかもオススメです!』

隊長『よーし、わかったぞ!さっそく午後からはランニング10キロだー!おれにつづけぇぇええ!!!』

兵士『えええぇぇぇえぇええ!!?』

今日も幸せ。明日がワクワクする!

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