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#11 彼女の家計簿
光文社 原田ひ香 著
初めて読む原田ひ香さんの本。
最近、本屋さんでよく見かけるので読んでみたくて手に取った1冊。
お金 に関するテーマの本が多い印象。
加寿という女性の家計簿をめぐり、自分の先祖との肉親関係に触れ、家計簿を送ったNPO団体の女性ともかかわりを持つようになる。
家計簿とは言っているものの、日記帳のような印象を受けた。
家計簿を読みながら戦時中と現代を行き来する感覚が新鮮だ。
誰かを愛するということ、家族になるということ、娘を想う気持ちなどが記されている。女性ならではの観点で上記項目について描かれている。
あなたに許せない人がいたとしても、その人のことを理解したい、その人に理解してもらいたい そんな感覚を疑似体験できる一冊かなと思う…。
後半、特にすらすら読めます。
ぜひご一読ください😆
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