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#22 ひぐまのキッチン

中公文庫 石井睦美著

会社のお客様を料理でおもてなしする機会に恵まれた秘書のお話。

料理には沢山の思い出を思い起こさせる不思議な力がある。

人間は、食べ物を食べないと生きていけない。食は私たちに必要不可欠なものだ。

そして食は私たちの生活を豊かなものにしてくれる。誰かを幸せにすることができる。

この話を読んで、社会に必要とされていないような気がしても自分のことを必要としてくれる場所は必ず存在するのだと思った。

なんだか不思議だけれど、運に任せていたらそういう居場所に出逢えると思う。前向きになれるし、ほっとすることができる作品だった。

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