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大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 1】

大漁旗の今の時代の需要を作り出す挑戦

2024年からの挑戦

2024年より伝統産業の再興に向けた挑戦を活動として紹介をさせていただきます。まず最初に取り組みをさせていただく産業は、江戸時代より続く港町の文化、大漁旗。気仙沼に残された最後の職人。菊田氏とともに有志メンバーを募って、今の時代の需要を作り出すことに挑戦をさせていただきます。

大漁旗職人菊田氏が作った大漁旗

取り組みに賛同いただき有志メンバーが集結

今回はこの挑戦に際して、ボランティアではなく、自分たちの技術を生かしてサポートいただく有志メンバーが三陸で集まりました。このメンバーとは三陸気仙沼の唐桑こはらぎという地域で行われている【デザインで副業を目指す、こはらぎデザイン講座】の卒業生や関係メンバーで全員がグラフィックデザインの基礎を学んだ、もしくはもうその技術で仕事にしている人たちが副業として取り組むメンバーです。

有志メンバー全員ではないが、集まれたメンバーで、大漁旗をまったく違った製品にしていくことではなく
大漁旗の文化、技術、そしてそこに込められてきた社会的な意義
そして魅力。その一個一個を読みとき、
現代で何ができるのか?
今の日本にどう役立てられるのか?
どんな意味を継承していくのか?

ZOOMミーティングの様子

新しい現代の価値を吹き込むために三陸のデザイナーさんたちと日々打ち合わせを重ねております。

ボランティアではなく価値を創り、需要を創る

時代とともにかわりゆく需要があるのはしょうがないですよね?
ただ少し感じているのが、ボランティアであったり行政の資金を入れて伝統を残していかなくてはいけないものになること。
もちろんそれってどこかでは本当に大切なものだとも思います。
たしかです。そこに関わっていらっしゃる方たちも本当に努力していらっしゃるのも事実で、本当にすごいなっても思うのですが、でもやはり時代とともに需要もかわるのはしょうがないというか?
炭鉱に潜って石炭を掘る職人さんを残しても現代では何かの役に立つこともなく。
昔はそうやってひとつの街を支えてきた歴史は大切ではあるけれど、だからって資金を投入をしてその人たちを守ることではなく、ボランティアさんも入って活動してもらうことではなく。そこがタダになってしまったらそもそも経済としてその産業が成り立たせなくなってしまうというか?そういう側面があることも忘れてはいけないことかな?とも思っているのも事実なんです。

そうではない自立した産業を目指す人々がいてもよいのかな?って思っております。少なくても本当に伝統産業を再興させるのではあれば。ボランティアではなくそのために動く人々も経済で回すことが必要で、だから産業として成り立ち継がれていくものになるんだと考えているんです。そこを目指すメンバーとして今回は有志メンバーが集まってくれていることにもすごくうれしいですし、みなさんクリエイターさん達ばかり。頼もしいです。

産業として成立させていくためにも
どんな製品として社会に必要なものになっていくのか?
大漁旗の魅力を世の中に発信するためにも。

今後の取り組みも随時アップさせていただきます。

活動の様子を順次掲載

職人さんとの対談の様子ももちろん上げていきますが
今後はこの有志メンバーとの活動の様子なども挙げていき、伝統産業、そして地方の魅力、人の魅力、新しく生まれていく魅力なども
色々発信できればうれしいと思っております。


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