渡邊大志

渡邊大志です。プロモーション事業と総合広告デザインの仕事をしているプロデューサーです。…

渡邊大志

渡邊大志です。プロモーション事業と総合広告デザインの仕事をしているプロデューサーです。若い世代につなぐ社会を実装デザインしたく、地方創生の取り組みも事業として展開中です。その中の一つの僕のテーマ。日本の伝統産業の可能性。地方の可能性を探る旅をテーマにNoteをOPENします。

最近の記事

大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 13:デザイン決定と販売に向けて】

伝統産業の復興は三陸で挑戦したい人たちのため 今回は久しぶりに、宮城県で最後のお一人となっ大漁旗職人に後継者を残す取り組みの近況をご報告をさせていただきます。 とはいえ、初めてNOTEを読んでくれている方もいらっしゃるかもしれないので、少し何をしているか?を簡単に話をさせていただきますね。 僕たちは三陸エリアでこはらぎデザイン講座というグラフィックデザインの授業を行っております。これは三陸の職業の多様化を目指したものであり、女性を中心に今まで多くの方へデザインの基礎を教

    • 【三陸からの挑戦 第三期人材育成編】

      まず初めに。 久しぶりの投稿になってしまいました。 この時期は息子の夏休みなどもあり、なかなか時間の取り方が難しくでして。大変失礼しました。 今回は三陸からの挑戦 第三期デザイン講座の様子を掲載させていただきます。 三陸で3人の新しい挑戦。始まる。 デザイン講座は5名限定のなか3名の生徒さん達と講座をスタートさせることになりました。 ご自分の家業でいかすため。 新しい挑戦をしてみたいから。 などなど、受けられた方の理由は様々ですが その挑戦こそが素敵! まずイラス

      • 【三陸からの挑戦 第三期人材育成編】

        こはらぎデザイン講座第三期がスタート 7月13日よりこはらぎデザイン講座の第三期がスタートしました。 今回は2か月にわたってillustratorとPhotoshopの基礎をポスター制作を通りして学んでもらうことにしてます。 昨年よりスタートしたこはらぎデザイン講座ですが第1期、第2期と大きく変わった点が2つほどあります。 ①気仙沼市との共催をやめたこと ②講座の人数を最大5名までにしたこと 大きくこの2つが昨年から変更したことです。 作りたいコミュニティは三陸のコ

        • 大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 12:連携先1社様決定】

          伝統産業×伝統産業で大漁旗をPRできる環境を 本日は大漁旗のプロジェクトのためご訪問をしたのは、松根屋さんという大正に創業をされた老舗京扇子専門店です。 松根屋は前回の投稿を見ていただいた方ならお分かりかもですが 実は東京の伝統工芸品視察の際に見学をさせていただいた扇子店のひとつで僕たちの大漁旗デザイン開発にとっては多くの学びとなった企業様であり、江戸扇子ではなく京扇子に特化して京扇子の伝統技術を現代でも大切にしている企業様です。 東京の工芸品の視察の際は 投稿していない

        大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 13:デザイン決定と販売に向けて】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 11:デザイン構想開始】

          東京伝統工芸デザインを視察 今日は三陸大漁旗の新しいデザイン開発の一環として東京の和のデザインを学びに、浅草橋、日本橋を散策です。 僕たちが普段触れているデザインは主に広告デザイン。 その分野のデザインはいやというほどふれてはきているが まず日本の伝統工芸のデザインに関してはあまり普段触れているものではないために、自分たちの視野を広げるためにも。と考えメンバーで視察をしてきました。僕たちが三陸で目指している大漁旗の再考のために新しいデザインで価値を創り出す!そのデザイン開

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 11:デザイン構想開始】

          【三陸からの挑戦 三陸の人材育成編】

          三陸の職の多様化を目指して【デザイン講座7月開校】 三陸の人材育成のため、 デザインという職業の可能性を三陸の人たちに知ってもらうため 7月より第三回こはらぎデザイン講座を開催することにしました。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScxIyFFpjVUEsdqGMBV8PZu5F77rbszSte69yF3LURdbYds7Q/viewform こはらぎデザイン講座はデザインというスキルを身に着けることで 副業からでもよ

          【三陸からの挑戦 三陸の人材育成編】

          クラウドファンディングを経てさらなる挑戦を三陸から

          久しぶりな投稿になってしまいました。 本業のデザインやクラウドファンディングや次回のデザイン講座の活動など 東京と三陸を飛び回ってまあまあ忙しくしておりました。 クラウドファンディングを挑戦を経て感じたこと さて僕たち和づくりは 大漁旗の文化と技術の再興のため 新しい需要、受け継ぐ担い手を残すを掲げて 新しい大漁旗のデザイン開発の資金を募りたく クラウドファンディングを挑戦をしておりました。 それに対しての結果ですが 目標金額 1,300,000円に対して110,00

          クラウドファンディングを経てさらなる挑戦を三陸から

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 10:クラウドファンディング開始】からの今後

          クラウドファンディング開始を5月1日OPEN 皆様 当初の4月26日のOPEN予定より少し遅れはしましたが、5月1日にクラウドファンディングのページすることができました。 キャンプファイヤーさんのページは下記となります。 https://camp-fire.jp/projects/view/727185?list=watched クラウドファンディングじたいが始めての挑戦なので成果は全くわからないのですが、ひとまずOPENです。 結果はわからないものの、SNSだけではな

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 10:クラウドファンディング開始】からの今後

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 9:PR開始】

          クラウドファンディング開始を4月26日に設定 みなさん お待たせいたしました。 クラウドファンディングのためのプレスリリースとSMS告知をスタートさせました。 とはいえ、ここから読まれる方もいらっしゃるかもなので少しここまでの流れを説明させてください 僕たちの集団は三陸エリアを中心にしているメンバーで三陸の地方の伝統産業の価値を見直しながらデザイン力という付加価値をつけることで、国内外へその魅力を発信する。新しい三陸伝統産業の価値を見出そうとする有志メンバーです。ただボ

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 9:PR開始】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 8:開発準備開始】

          和づくりメンバーがおのおの準備開始大漁旗職人菊田氏との合意をとった前回の投稿から、我々和づくりメンバーは各々準備にとりかかっています。今回は第一弾の挑戦としてクラウドファンディングで新製品の開発費用を集めようと試みており、その準備はもちろんなのですが、そのあとのメンバーと職人菊田氏と連携(これはただ一緒に動くではなく、長いスパンで目標をともに歩むための経済的な連携も含む) その仕組み作りを各々のデザイナーが各方面で準備を進めている感じです。 今回はその様子を少しだけご紹介。

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 8:開発準備開始】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 7:大漁旗職人とのプラン固まる】

          大漁旗に新しい価値を!デザイン方向性固まる以前大漁旗職人の菊田氏との打ち合わせで、大漁旗への菊田氏の想いも大漁旗自体の魅力も再確認させていただき、色々プランも考え直す部分もあったため、少し2週間ほど時間を開けてまた菊田染工房を訪れた。 その間は色々な地方で活躍をしている職人はどんな考えを持っているか? 大漁旗の魅力をどう使えるか?全国の大漁旗職人の方々が何を大切にしているか?そのあたりを調べながら、考えをまとめる時間にあてていた。そして今回の訪問にいたった。 その間にまと

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 7:大漁旗職人とのプラン固まる】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 6:大漁旗職人の想い】

          大漁旗の技術は職人の勘も大切 大漁旗職人菊田氏の型へのこだわりとその工程の難しさ、そして細やかさを知った私たちの前に菊田氏はまた簡単にデザインされ実際に色を入れてくれたものを持ってきてくれた。 私:これは?もしかして。 菊田氏:はい。渡邊さんが持ってきていただいた色々な布に簡単に色を入れてみました。どうでしょうか? これは大漁旗の可能性として色の出方、色の塗り具体などを知りたいと思った私が以前に東京で生地屋さんへ行って、少し色の入っているもの、生地が厚手のもの、しっとり

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 6:大漁旗職人の想い】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 5】

          大漁旗技術のひとつはきめ細かな型 菊田氏の事務所に戻りと数週間前にテスト用としてお渡した仮デザインを魅せてもらえることになった。 このデザインは仮というよりも、どちらかというと、どのように大漁旗ができていくのか?そしてどんな工程があるのか?何が大変か?そしてどの程度の色の再現性と細やかさになるのか?どんな問題が起こるのか?まず和づくりメンバーが理解をすることを目的としてテスト用としてお願いをしたものであった。 1枚を完成させるのに約1か月ほど期間で菊田氏は仕上げてくれた。

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 5】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 4】

          和づくりメンバーでの大漁旗工房で大漁旗づくりの技術と文化に触れる なんともお恥ずかしいことに、私の体調の管理不足で新型コロナウイルスにかかってしまい、本当に久しぶりの投稿。いや気仙沼に来ることじたいが以前の訪問よりだいぶ時間が経ってしまった。  今日は和づくりのメンバーと宮城県に最後の1人となった大漁旗職人菊田氏の工房見学に訪れた。その菊田氏の新しい製品開発と担い手を残すための取り組みのための活動を始めた私達には必要なこと。  今回の工房見学は以前新製品開発のために仮の

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 4】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 3】

          前回までのおさらい 確か前々回の投稿でメンバーを三陸で募って三陸の伝統産業を再建を考えるとお話をしたかと思いますが、この投稿から見ていただいた方にもわかるように少し前回までのおさらいで経緯を記載します。 三陸気仙沼という場所で副業を目指したデザイナー育成をやっているんですね。それはもちろん受講者よりお金をもらって。 その卒業生を中心に取り組んでいくことになったのが伝統産業の再建というか。 デザイン×伝統産業だったんですね。 言い出しっぺは私ですがw もう6年くらいこっち

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 3】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 2】

          大漁旗の技術と可能性を知る 前回大漁旗の文化を残しながら新しい価値に挑戦と話しましたが その技術の詳細や可能性、何かができるか?などを検証するために職人菊田氏と三陸デザイナーが組んで、テストデザインで一回色の詳細な再現範囲なども確認するべ関係者の立ち合いのもとにテストすることになりました。 日程はまだ菊田氏の準備状況によりますが もう少しでテストができそうです あくまでテスト用なのでテスト後に様々なデザインを検討するのを前提としていますが、再現性を確認するようにテストに

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 2】