『ニューヨーク・オールド・アパートメント』を観ました!
なんかもうめちゃくちゃ重いし、人生って何なんだろうってめちゃくちゃ考えさせられました…。
不法滞在とか女性軽視とか凄い現代社会の問題を扱ってる作品で色々と考えさせられる映画でした。
弱者を食い物にする人間の醜さが描かれててちょっともうずっと胸糞悪かったです。
あのクリスティンが復讐したのは映画で良かったなって思いました。
クリスティンがどれだけの気持ちで頑張っていたのか、あいつがどれだけ酷いことをしていたのかが全くでず、ただただクリスティン悪として扱う社会のしんどさ。
そして学校で大してなか良さそうでもない子がインタビューでクリスティンの話をする冷酷さ。
出所してきたあの場で全部ぶちまけて、奥さんと息子にばらしてほしかったけど、それをしないで後で殺す選択肢をしたクリスティンさん…。多分そういうこと何も考えられなかったんだよね。一刻も早くその場を離れて、自分を自分としてみてくれるポールとティトに会ったのかな。
それがある意味決意にはなってしまったけれども。
クリスティンの彼氏もあのレストランの男も店長も口説いてきたあいつもホントクズでした。
私はあの英語学校の先生みたいなあいつが一番嫌いでした。
先生の顔で何でも言っても許されるとおもってるあいつ。
そしてあの兄弟の、透明人間だという感情凄く刺さって悲しくなりました。
社会との繋がりというか、他人との繋がりが欲しくなる感情とても分かる…。
でも自分は定職について、ある程度の収入もあり友達もいるし生まれた国で住民票もあるので気持ちが分かるって言うのは、2人に対して軽々しく言っていい言葉ではないか…。
嫌なやつを演じてる人はホントに凄いなって思いました!!!めちゃくちゃ嫌だったもん!!!
終わってからもずっと心に映画の感情が残って、モヤモヤというかむずむずするすごくいい映画でした。
ずっと心にとどめておきたい感情です。
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