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「卒業記念品」についてPTAからのお知らせに複雑な気持ちになった話

夏休み真っ只中ですね。小中学生の保護者の多くの方は、三者面談が終わった頃でしょうか。(地域によって様々かと思いますが)

我が家も三者面談最終日の、最後の枠で面談が中学校であり、無事?終わりました。

しっかり進路の話が出来るように、最後の枠で面談を、と配慮して下さった担任の先生に感謝です。

話の中で、担任の先生(アラサー)と私の出身中学校が同じ(ちなにみ今と同じ市内です)と判明し、明るい雰囲気の中の面談でした。

息子くんも、先生からの問いかけに、しっかりと答えてました。まぁ、担任の先生には「不登校だけど、ちゃんとした生徒」と思われたいと本人も話しているので。

今回の担任の先生は、コミュニケーションが取りやすい方で、多忙な中でも不登校の息子くんの事を気にかけてくださってます。

定期的に不登校の生徒と連絡を取るように、との学校の方針はあるでしょう。連絡が取れてるかどうかの報告も必要なのではとも思うし。
でも義務的な対応にならず、その先生の心というか、気持ちは伝わってきます。

「プリントを取りに来て欲しい」の連絡でも伝え方で先生によって色々だなーと感じますねぇ…。

ホントーに!中学校の先生はお忙しいので。

担任に色々なことを背負わすんではなく、不登校の生徒に対しては、カウンセラーさんやソーシャルワーカーさんとは別枠の専門の先生が学校にいてくれたらいいのに、とよーく思います。

明るい雰囲気の中で終わった面談ですが、モヤっとしたことが一つありました。
それは、PTAからの卒業式記念品についてのお知らせ。今回はそれについて書いていきます。
よろしければお付き合いください。


息子くんは卒業式に出るつもりは「ない」のだから

息子くんは中学2年の頃から、「卒業式には出ない」と宣言してます。
それを聞いた時はちょっとだけ寂しく感じましたが、ずっと学校に行ってないし、節目とはいえ急に式典にだけ出てきたら注目されてしまうし、そりゃー嫌よね、と思うので反対しません。

ただ、適応指導教室の卒級式には出る、とのこと。
1年生の頃卒級式に出て、3年生を見送った経験があるからかもです。

中学校の卒業式に出られない生徒の為に、式が終わった後、別に証書をもらう機会があるらしいですが。
それも「行きたくねー」と話してます。

卒業証書をどんな形で受け取るのか、今のところ未定です。

本人の気持ちが変わらない限り、卒業式へ出ることはないでしょう。(その場合保護者が証書を取りに行くのだろーか)

不登校生徒も一律に徴収される卒業式記念のお代

三者面談の始めに担任の先生から「PTAからこんな文書がきてまして」と渡されたのが”卒業記念品・お花代集金のお願い”というもの。
物価高の影響により今年度から、1,500円徴収します、とのこと。

それを読んだ率直な思いは、「3年間中学校へ登校したのって、合わせて半年もないのに、卒業式にも出ないのに、なんで払わないといけないの?」
すんごい、モヤモヤしました。

『学校へ行く、行かないは各家庭が決めたこと。自己責任。でも、この中学校の生徒ですよね、卒業しますよね、それなら何か記念品置いていく資金は出してね。』

PTAとしては、そんな感じで思ってんだろうか。
不登校だろうがなんだろうが、卒業式に出ようが出まいが関係ないってことなんだろうか。

お金にものすごく困っているわけではない。でも余裕はない。とはいえ必要なものなら出すことはできる。
しかし!なーーーーーーーんか!この集金に意味をどうしても感じることができないんです…。

PTAの会費?は強制的に徴収されてるので(校納金で払っている)、一応私はPTA会員ってことなんでしょう。(てかPTAってホントなんなの)

会員なら決めたことに従うのが筋なんでしょう。でもさ~、でもね~…。

各家庭の言い分をいちいち聞いていたら、キリがないのはわかる。だけど、問答無用というか、当たり前のようにお金を集めるって何。
っていうか、地味に傷つく。突きつけられるんです。「あ~うちって不登校なんすけど…。」って現実を。

不登校を、でっかく受けとめることができているならば、担任の先生に「いや~うち不登校だし、卒業式出ないし、お金出さないです!」って笑顔で言えるのかな。

卒業アルバムだって買わないのにな

息子くんは卒業アルバムの個人写真と、クラス写真の撮影は欠席しました。
故に卒業アルバムは買いません。
これは本人が決めました。

担任の先生から撮影のお誘いはありましたが。

これも本人の自由。撮影に参加しないのも、買わないのも自由。自己責任です。
とはいえ、私の心のどこかで、中学校の思い出が何もないのは「寂しい」と感じているのは事実。

息子くんの中で、中学校生活は本人いわく「黒歴史」なのでアルバムなんて欲しくない。これも重々わかっているつもりなんですけどね。

でも、それが「寂しい」のは私が、本当に不登校の息子くんを受けとめきれてないんだろな、と思います。

それにしても…卒業アルバムを買わないのに、その写真撮影だって何一つしていないのに、卒業記念品をこちら側が贈るってなんなんだ。

中学校と信頼関係があったら少しは違ったかもしれない

不登校だからって、被害者面してお金出さないって変じゃないかって考えもあるでしょう。

不登校という道を選んだのは本人であり、保護者であるんだから中学校には何の責任もない。その中学校に対して、お世話になった気持ちを記念品として残すのは当然という。

そんな考えはわかります。不登校は自己責任。
でも我が家の場合、中学校ともう少し信頼関係が出来ていたら、感謝の気持ちはあったでしょう。
そうしたら、集金に大きな疑問も感じなかったし、こんな風に書くことはなかったかもしれません。

今の担任の先生に対しては信頼していますし、先生に花束を贈りたいくらいです(でも公務員だから花束をプレゼントするのはNGなのか)。

だけども、「中学校」というものに対して不信感があるため、なんでそんなところにモノを贈らないといけないのか。
そう思ってしまいます。

卒業記念品の集金にもの申す相手って誰に?

卒業記念品の集金のお願いの文書はPTAから出されていますが、集金先は担任の先生になっています。

でも、担任の先生に「不登校だし、卒業式に出るつもりはないから、この集金に納得がいかないんです」って言うのは、私としてはなんか違うような気がしてなりません。

この場合、誰にお伝えするのが正しいんだろ。
PTA会長に?
実はPTA会長とは知り合い、というか、昔一緒にお仕事していたことがあります。良い方です。
でも、連絡先を知るほどの間柄ではないですね…。

とりあえず、担任の先生に「実はこう思ってます」ということを正直にお伝えするのがいいのかな。
大人しく払うのが波風がたたない一番の方法だと、わかっているのですが。

なんだかなぁ。担任の先生って、時代がこんなに複雑なのに、何でもかんでも窓口にならないといけないから。そりゃ「ブラックな職場」になりやすいですよね。

今後、不登校の数がすぐに減少することはないだろうし、もう少し担任の負荷を分散させるようにしないと続けられない気がします。

モヤモヤするより話をしたほうがいいのかもしれない

集金は遅くとも、始業式までに学校へ持って行けばいいようになっています。

可能であれば、お盆休みに入る前に持ってきてくれたらとのことでした。
先生たちもリフレッシュする期間の前に、ややこしい話は聞きたくないと思うのですが。

でも、これ以上中学校に対してモヤモヤした気持ちを抱えて、何も言わないままでいるのは、また卒業式間近に何か思うのかなと。

こうしてアウトプットが出来るようになったのだから、面倒くさい、モンペな意見だけれども、うまく伝えられたら。
その上で卒業記念品を払うのは悪くない。

お盆休み前になるのか、あとになるのか。
思いを伝えたのか、伝えないことにしたのか。いつか続きを書きたいと思います。






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