好きと苦手とオペラフラペチーノ
私は「好き」なものについて
多少経験値的なものはあるけれど、
生来のものであり、自分の生まれたときについてくる
オプションみたいなものだと思っておりました。
けれど、
自分の「好き」(or 好きだと思っていた)は存外あいまいで
意外とあてにならないものなんだなと
今更ながらに気が付いた、という話です。
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3日程前にオペラフラペチーノが発売されましたね~
今ものすごい勢いで売れているようで、
普段なら1つか2つくらいは空き席があるスタバでも連日混み混みです。
甘いものは好きでもフラペチーノは苦手な私。←アイスで頭痛起こす人
ですが、そんなに人気があるなら飲んでみるか、と思って
試してみた、という次第です。
できれば実物でお伝えできれば良かったのですが、それはさておき。
飴みたいな艶々のチョコレートソースの上に金粉がかかっていて
なんだかゴージャスでとっても神々しい見た目です。
そしてお味は…上のチョコソースがかなり甘いかなと思いましたが
ドリンク部分はビターなチョコレートらしさもあり、チョコチップのザクザクとした食感が楽しめて最後の一滴までチョコレートの濃厚さを味わえます。
ショコリキサー(ゴディバの冷たいチョコドリンク)に近いのかもしれません。
美味しいとは思います。
チョコレートが好きで冷たいものが大丈夫な方にとってはきっとたまらないでしょう。
ですが、・・・
私はやっぱりフラペチーノが苦手だったのでした・・・
(甘いものが好きだからいけるのでは?と思ったのですが)
チョコ(好きなもの)<フラペチーノ(苦手なもの)となってしまった今回の結果。
ただ私の与太話は別として、好きなものと苦手なものが共存している場合
どこで切り分けるの?とか、
そもそも好きなものって自分の中で何なの?とか
そういう場面って結構あると思います。
たとえば自分がしている就活に当てはめると、
音楽が好きだから、音楽関連の仕事を選ぶ、みたいなもので
音楽が好きでも楽器を販売するのは苦手、だからそれで後悔した、とか
そういうのはあると思うんです。
(音楽好きっていっても演奏するのが好きなのか聴くのが好きなのか、
あるいは人前で表現するのが好きなのかでは適性変わりますからね…)
要するに好きの中の、さらに何が好きなのか、何で好きなのかがちゃんとわかってない。
ただ、好きだからなんとかなるんじゃないかって思って突っ切った結果
失敗するか、意外とうまくいってしまうかは
「やってみなければわからない」面もなくはない。
下手すると苦手かなと思ったものが、場合によっては実は得意だったと判明したり、さらに好きに転じる場合だってある。
そこが「好き」をますますわからなくしているところでもあるし
「わたしは好きなことで生きていく」といっても
その「好き」だけに頼るのは本当に難しいなと思った次第です。
もっとも今回のフラペチーノの件は
「飲んでみるという体験をしたかった」結果「こういう感想を得ました」なので、後悔とかそういうのは全然ありません。
むしろ「自分は温かくて甘いものが好きだったんだ」「立ち上る香りでほっとするとか、口当たりが優しいとか、そういうのが好きだったんだ」と今更ながらに気づけましたので。
(気づいていなかったの?とも自分でも思いますが、意外と理由をちゃんと説明できないものってたくさんあります。どれだけ無意識だったのか)
ともあれ、今後はもっと「好きなもの」「好きなこと」を自信をもって語れる自分でいたいなと、改めて思ったのでした。
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