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ゲーム依存当事者が語るやってみて良かったもの①

ゲーム依存当事者のごっちゃんと申します。
毎年、梅雨の時期になると「早く梅雨が明けないかな・・・。」と思う日々が続いていますが皆さんはいかがでしょうか?

さて今回はゲーム依存当事者が思う『やってみてよかったもの』を紹介していきたいと思います。毎度のことですが、文章力が乏しいので温かい目でご覧いただけると幸いです。ではよろしくお願いします!!

①はじめに~ゲーム障害とは?~

 ご存じだと思いますが、ゲーム障害(以降ゲーム依存として記す)は”インターネットやゲームの虜になり自分の力でやめることが難しい症状のこと”を言います。2019年5月にICD-11が採択され、ゲーム依存が正式に『嗜癖行動による障害』と扱われるようになりました。これにより意志力を問題としてあげられることが少なくなり、自分一人では回復が難しい症状と認知されるようになったことは当事者側としてかなり助けられました。

ただ他の行動障害(薬物依存やアルコール依存など)に比べるとそれほど認知されていなく、どこに相談すればいいのか分からないといったケースも未だ多い印象があります。
 私もゲーム依存のことで誰にどのように相談すればよいのか分からず悩んでいた時期がありました。一人でも多くの方にゲーム依存について認知していただきたいと切に願います。

②回復に向けてやってみてよかったもの

 次に回復(以後リカバリーと記す)に向けてやってみてよかったものを紹介したいと思います。経験談になりますが、初めてリカバリーに取り組む段階で医療的な知識を入れようと書籍や動画視聴して学ぼうとしてもほとんど頭の中に入りませんでした。むしろ「自分は頑張っていたはずなのにどうして・・・。」「やっぱり自分の意志力の無さが悪いのかな・・・。」と投げやりな気持ちになることが多かったです。
 もちろん医療的な知識が役に立たないことはなく、有益なものばかりでした。ただリカバリーの初歩として取り組むにはハードルがかなり高いものだと感じていて、それなりのエネルギーも必要でした。

では私は何から始めたのかというと、ずばり”呼吸法”です。


「やっぱり医療的な知識からじゃないか!!」
と言われてしまうと何も言えませんが・・・。(笑)

 改めましてなぜ呼吸法をやってみてよかったのかというと『身体に意識を向けられた』からです。呼吸法を始めたきっかけは上司が担当していたマインドフルネスのプログラムに参加したからです。
 マインドフルネスとは簡単に言うと”自分の状態の気づき”のことで、私は自分の内側を見る作業と呼んでいます。呼吸法ではガイドに合わせ3カウントで息を吸い2カウント息を止めて5カウントで息を吐ききるまでが1セットで合計10分間行いました。呼吸に意識を向け始めてから集中力が続くようになり、「今日は雑念が多かったから呼吸に意識を向けよう」や「今日はすっきりしたからいつもより仕事にエネルギーを使えそう」など身体から入ることで考えがまとまり仕事に取り組めたこともあり今でも定期的に行っています。

個人的には、呼吸法を行う事ことで”余計なプライド”を捨て、”他人を色眼鏡で見なくなった”ことで利用者と上手くコミュニケーションをとることができたと感じています。私にとっての余計なプライドとはゲームに熱中してしまう引き金だったり会話の中でとても邪魔になるものであったため、そのプライドを捨てられたことで生きづらさの解消にもつながりました。
最近ではゲーム依存の業界では『ゲーム以外の趣味作り』を勧める声が大きくなったのはおそらくこのような身体から入ることでリカバリーに繋がったケースが増えたのではないのかなと推測しています。(あくまでも個人の感想です。)


長くなりましたが最後までご覧いただきましてありがとうございます。もしよろしければいいねを押していただけると今後の励みになりますのでよろしくお願いします。
また次回の投稿でお会いしましょう!ごっちゃんでした!!


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