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贅沢な休日

毎日,とても寒い。


毎朝、エアコンをつけていたけれど、先日やっと石油ストーブを出した。冬にはストーブにポットをおいて,加湿しながら温まりたい。
エアコンは、苦手だ。


今日は、午前中に用事を済ませて、岐阜県美術館へ行ってきた。


「第11回 円空大賞展」の作品を観るために。


須藤玲子 こいのぼりなう!


天井いっぱいにさまざまな織り物で作られた鯉のぼりが泳いでいる。織り物は全部違う生地で、その生地もまた、須藤玲子さんが創った布だ。
美術館の通路の上を、作品の展示に使ってあって斬新だったし、圧倒される。
作品たちがのびのびとしていて、観ているこちらまで、一緒に泳いでいけそうな気持ちになれた。


展示室の中にはいると、たくさんの丸の塊と水玉のオブジェが部屋いちめんに展示されている。

中島 晴美さんの作品


陶器で作られていて、丸い形が連なっているのが人間の理性や感情で、人間のさまざまな醜い部分、嫌なところを、水玉で隠している、と解説には書いてあった。
この様々な大小の丸を陶器で作り上げていく過程と、この表現に辿り着くまでの長い長い思索の過程に思いを馳せ、感嘆のため息しかない。



私が特に好きだったのは、船越 圭さんの彫刻の作品で、静けさにつつまれて、いつまでも見ていたいくらい素敵だった。


海にとどく手


デッサンも素敵。


D R2219


どの作品も、瞳がとてもきれいだった。



今日は、常設展も観て、平日のせいか、お昼時だったからなのか、ほとんど貸切状態だった。
おかげで、心ゆくまで1人でじっくり作品と向き合えて、とても贅沢な休日となった。




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