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祈りをこめて


明け方からずっと、上空をヘリコプターが飛んでいく。
最初に気づいたのは、朝の4時半ぐらい。
どこからか、大きな音が近づいてきて、窓ガラスもガタガタゆれて、「何の音?何がくるの?」とベランダに出たら、星がきらめくまだ真っ暗な空に、何機ものヘリコプター(多分、自衛隊の)が飛んでいった。


被災地へ、救援に向かっていったに違いない。



昨日は、本当に一瞬でお正月気分が吹き飛んだ。
早朝、家族で山に登って初日の出を拝み(天候が良ければ毎年恒例)、帰りに初詣。
お雑煮を食べ、皆んなでカードゲームに興じていた。
そこへ突然、「地震が来ます」という警告音。
しばらく揺れた。


金沢に進学した長女の同級生たち、ちょうど帰省して新潟にいた次女の友だちの家の窓も割れて、かなり深刻な様子のLINEが流れてきて…
それからは、ずっとテレビをつけて、様子を見守ることしかできてないけれど。


時間が経つにつれ、被害の大きさが浮きぼりになってきている。
どれだけ科学や技術が進歩しても、自然の力にはかなわないな、といつも思い知らされる。
あの一瞬で、こんなにも簡単に日常がひっくり返る。



必要なものが必要な方々に早く届いて、少しでも早く日常がとり戻せますように。


山頂から見た初日の出





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