韓国で大きな反響－Netflix「すべては神のために」
現在、Netflixで公開中「すべては神のために(韓国題：私は神だ)」は過去に韓国で起きた4つの新興宗教団体が起こした事件についてのドキュメンタリー。韓国では公開されすぐに大きな反響を呼んでいます。
私も早速観たわけですが、かなりの衝撃です。
実際に録音された映像や音声、被害者や加害者が顔を出してのインタビューなど、赤裸々な内容。さすがにメンタルがもたず、一気に全話は観れなかったため何日かに分けて観ました。どの事件も現在進行中もしくは真相が明らかではありません。日本でも宗教二世の問題が騒がれている中、他人ごとではない問題です。
韓国では今まで何十年も問題になっていたことが一気に大衆に知られ、大きな反響を呼んでいます。そんななか…
道も聞けない雰囲気…あちこちでカルト宗教注意報 SBS NEWS
多くのカルト宗教は道で声を掛けてくるため、知らない人に声を掛けられることに警戒心や疑心を持つ人が多くなっている。そのため、道を聞くこともできない空気が流れている。
これ、よく分かります。
韓国で生活していると、知らない人に声を掛けられることがあります。道を聞いてくる人の確率はかなり低く、ほぼ宗教団体の勧誘です。以前は日本人なので～とか言って避けていましたが、最近は外国人を対象に布教活動している場合があるので、逆効果に。日本語も流暢だったりします。なので最近は声を掛けられても止まることはせず、2,3秒で判断し無視です。大抵、2人組で声を掛けてくるので分かりやすいです。そして、本当に道を聞いてくるのは、一人で歩いているお年寄りです。
この話を韓国人の旦那にしたら、基本は道で声を掛けられたら無視するようにしているらしい。道を聞いた後に、「あなたは学生さん？会社員の方？」と、聞かれそこから勧誘の流れが始まるのだそう。もう区別がつかないからすべて無視するのだそう。
なんだか世知辛い世の中になってしまったな、と思います。
Netflix「すべては神のために」の公開にあたり、番組を製作したチョ・ソンヒョンPDが記者発表の場で話していたことがこの問題の本質ではないかと思います。
ーテレビ局の社員にもJMS信者が存在するといった報道について
宗教の自由が憲法で保障された国に住んでいるため、彼らが宗教を信じていることは過ちとは言えない。
彼らが社会的に害を及ぼさない限り魔女狩りをしてはならない思う。彼らまで社会悪として映るのは残念だ。 過ちは信じる人ではなく、その上にいる教祖と上の人たちなのだ。
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