行き方に関係なく、行き先へ辿り着きたいんだ。
言い換えるのであれば、途中式を書かないとダメだ。授業でやった内容と違うからバツだ。これが正しいか正しくないかの前に効果的かどうかを考えていきたい。
①フットボールに自分は関係ない
サッカーはボールをゴールに入れるスポーツであり、自分が何かをするスポーツではない。だからこそ、「何をしたいか」ではなく「何をした方がいいのか」というスタンスである必要がある。
この、「何をした方がいいのか」というスタンスは受動的であり、何らかの情報を処理して判断して実行する必要がある。
つまり、「見ないことには、やることは決まらない」「見ているものの質が低ければ、必然的に行動の質が下がる」ということになる。
大切なのは、ボールがゴールに入るというシンプルなプレービジョンを持ってプレーすることである。そしてそこに紐付けされたトレーニングでクセづくりを行うことである。
②無意識を意識するとうまくいかない
大切なのは、行き先があり、その行き先へ向かうための手段があるということ。
でももし試合の中で、正しいフォームで、ボールを止めて、見て、次は、、、と突然細部を意識すると、ビジョンは薄くなる。その状態ではうまくいかない。
電車やバスをいちいち手動で動かすくらい効率の悪いことだ。
つまり基礎のトレーニングは無意識下に落とし込まれるまでは意味はなく、また、動作を繋ぐための考え方をセットで伝えていかなくては、いいクセづくり、つまり習慣ができていかないのだ。
練習でやったことを試合で使う。これは何が主体で行動を決定しているのかということを考えなくてはいけない。
フットボールでいう「頭を使う」とは「先の動作を決めることではない」途中式をその都度変えられるスタンスづくりをしていきたいと思う。
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