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シマトネリコの花

庭のシマトネリコが開花まっさかりだ。

木の下へ行くとブンブン音がする。
ミツバチがたくさん飛んでいる音だ。

何年か前は、他のハチやコガネムシもたくさん見たが、ここ数年はミツバチだけしか見ない気がする。
どういう理由だろうか。

生き物好きの息子が帰宅したら、どういうことが考えられるか聞いてみようと思う。

下から写真を撮ってみた。

シマトネリコの花

白くて小さい可愛らしい花がいっぱい。

ほのかにいい匂いがする。

ああ、いいな。
と思う。

花は気持ちを明るくしてくれる。

ああ、いいな。
と思っているそのときは、
日々の気がかりなことを忘れている。

いいな、という気分だけでいっぱいになる瞬間。

些細なことだけど、必要なこと。
こうしたことに支えられて、元気でいられるのだな、と思う。

この花が落ちて地面が白く覆い尽くされている様子もきれいで好きだ。

ああ、いいな。
華やいだ気持ちになる。


ひとつだけ、困ることがある。

小さな芽がそこらじゅうから出てきてしまうことだ。

砂利の間からも!
たくさん!

少し伸びてくると硬くなって抜けなくなってしまうので、そうなる前に抜かなければならない。

木なんだな、と思う。
こんなに小さくても。
草とは違うのだ。

植物の芽を見ると、かわいいな、と思う。
小さな草なら、かわいい花が咲くだろうと楽しみにしてしまって、花が終わるのを待ってから抜いたりする。
(だから草だらけの庭なのだが。)

シマトネリコの芽も、かわいいな、と思う。
だけど、そのままにしていたらそこらじゅう木でいっぱいになってしまう。

だから、芽が出ているのを見つけたらすぐ抜くようにしている。
抜いても抜いても生えてくるが。

「シマトネリコの芽を見つけたら抜け!」
自分に言っている。

見逃さないように、地面を見る。

はっ!あんなところにもシマトネリコの芽が!
抜かねば!

たいへん、と思いながらちょっと楽しくもある。

毎年、こんな感じ。


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