率直施術家が伝える「へらへら笑う病気」

〜物語〜
竜の子供が成長して、魔法使いになる旅です。

*「人を信じて仲間を増やす勇気」
*依頼者
*本当の問題
*僕が思うに
* 100%信じるのは関係性のため

*依頼者
 旅の竜の子供が魔法を使えるらしいと噂になって街に着くなり、1組の夫婦が声をかけてきた
「妻を見てやってほしい。だいぶ前から足が悪い」
子供の竜は、「骨を形を変えるほど強い魔法できない。でも何かできることがあるかもしれないから」と。 近くで宿を取り話を聞くことにした。
誰かの助けをしないと竜は成長しない。

奥さんは76歳 3、4年前から膝が痛くなり、ポーションをずっと飲んでいた。
どんどん歩けなくなった。
大掛かりな魔法をかけるしかないと言われた。
旦那さんがひどく心配をして訪ねてきた。

今までの経緯を順を追って奥さんに説明してもらう。
検査をすると 杖なしでは、フラフラで全く安定しない。
竜の子供は これは足の問題ではないと感じた。
だいぶ悪いですね。
「あらあらそうかしら?」
ご本人はヘラヘラしている。深刻な旦那さんと違って見える。

 呪いではなさそうだと伝えて、魔法をかけた。
この魔法は、 弱いから放っておくと消えてしまう。
二つ運動を伝えて
「この、魔法が消えない運動を家で毎日してくださいますか?」
「 魔法の効果が出てくるのは4週間後位です」
明日も来ていただけますか?と確認する。
「あーはいはい、わかったわ」
ご夫人がそういうと二人は帰っていった。

* 本当の問題
「 へらへら病やな」
廊下に出ていた人間の冒険者が中に入るなり聞いてきた。
「 治りそうか?あのヘラヘラ病を治すのが先決やろ?」
「旦那さんかわいそうにえらい心配してるわ。
でも本人はそもそも人を信じてないなぁ。
せやからヘラヘラしてるんやなぁ。気持ちはわかるけど。
オバはんホンマは すぐに帰りたかったやろうなぁ。」
検査をしても信じたくない。
聞きたくない。
説明を信じたくない。
向き合いたくない。
認めたくない。
できっこない。
「そんな顔しとったわ」
「今までいろいろ期待して、騙されてきたんちゃうか?一種の呪いや」
「せやけどポーションは安くて痛みが引くやろ?
まぁ、それも騙されとるわけやけど」
「明日も来るとええなあ」
そう言うと、人間の冒険者は買い物に出かけていった。

竜の子供は人間の冒険者に腹が立った。
ヘラヘラ病ってなんだよ!聞いた事もないよ!

 やはり呪いなのかもしれない。
きっと明日また来てくれるだろう。

* 僕が思うに
「へらへら病」とは僕が作った架空の名前です。
本音を隠す仕草。
相手の話に同意しないという決意。
そして 「ラス」と呼ばれる認知バイアス。

 意識的に表現する場合もありますが、多くは
無意識に出ているように思います。
つまり本人の意思とは別に今日は、来院していることが伺えます。

 この状態がはらんでいる大きな問題。
それはパートナーさんと良い関係ではない。
自分の意思がちゃんと伝わってない、
自分の意思を持てない
コミニュケーションが疑いから始まると言う可能性。
これは将来的に騙される可能性があります。
 
 何故でしょう?
人を信じられないときに何を信じるか?
多くは「権威」です。
 医者、政治家、先生と呼ばれる人。
それから誰でも知ってる大きな会社。
そういったものは嘘をつかないだろう安心感。

 例えば、僕が詐欺師なら、 いや、例えばですよ?
そういう身分を偽ればいいわけ。

 意思は自分でしか変わらないので、僕は一生懸命説明を
したりする事はしません。
 どんな人生を歩むのも自分で決めるしかないから。

* 相手を100%信じるのは関係性を決めるため
 オススメなのは一旦、100%信じて受け入れるところから始める。
そして、お互いに親交を深めて、
信じるに値しないなと思えるのであれば、そこで切ります。
 怒こるかもしれないとか、嫌われるかもしれないとか考える必要はありません。
 最後に残った100%信じるに値する人たちとコミュニティーを作れば良いのです。

 今回のようなケースは、100%信じるに値するはずのパートナーを
信じてないために、嘘をついてる状態になってます。
相手を信じるためには、自分を信じ、
裏も表も素直に自分を見せていく。
 勇気が必要です。
少しずつ 関係性を深めて、自分から開示していきます。

 「ラス」とは、脳は既に知っていると認識すると、
新しい情報であっても受け取ろうとしなくなります。
 物語のおばあさんは、竜の子供を見て できるはずがない。
治るはずがないと思ったのかもしれません。
あるいは、魔法の一撃で治ると思ったのかもしれません。

 僕自身、人の人とのコミュニケーションは上手くなかった。
会話の途中で知っている単語、知っている考え方が出てくると、
口を挟みたくなったり 「知ってるマウント」を取りたくなる人間です。

 でも、これって相手からも丸わかりなんですよね。
関係性が悪くなる方向にしか働きません。
 また。知識と言うのは解釈が人それぞれ違うものです。やはりしっかりと耳を傾けて、伺ったお話を自分の成長につなげていきたいですね。

あなたはこのブログを読んで、「ラス」が働いていませんでしたか?







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