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【頑張っているときに登場するもう一人の弱い自分】をスルーする簡単な対処法
先日、以前読んでいた本を久しぶりに読み返してみました。
この本は私にとって「人生を変えた一冊」の一つでもある大切な本です。
この本を読む以前の私はありとあらゆるスピリチュアルな世界の本や精神世界の本、また自己啓発本なんかを読みあさっていました。
そして読みあさっていった結果気づきました。
「自分を知るため、変えるための本質はもっと違うところにある」と。
そこで着目したのが「脳科学と量子物理学」の世界でした。
今回の本はその中で「脳の世界」を私に教えてくれた最初の一冊です。
頑張ろうとしているのにそれを邪魔する自分がなぜ出てくるのか
さて、ここで今回の本題に戻りますが、例えば頑張ろうとしているのに、どうしてもそれをやりたくない自分って出てきませんか?
それこそダイエットしている時などに、甘いものの誘惑に負けそうな自分が出てくる…
そういう時ってどうしても自分を責めてしまいがち。
「どうしてこんなに意志が弱いんだろう」「何で続かないのかな」と責める理由、いろいろ出てきますね。
自分の意思だけが問題ではなかった
じつはそれは意志が弱いという自分の性格だけの問題ではなく、脳そのものにもやっぱり原因があるとのこと。
その理由の一つに脳が進化していく過程があります。
脳は『太古からそのまま残る脳に、新しく進化している脳がプラスされる』かたちで進化していきます。
その太古から残る古い脳が、新しく変化しようとすることを本能的に拒んでしまうらしいのです。
ダイエットで例えるとわかりやすい。
例えば食べてはいけないのに脂肪の高いものや甘いものを食べたくなるのはなぜか?
ずっと昔、本当に食糧が不足していた時代に、それこそ命を維持していくため、脂肪分や糖分が必要だったことがある。
それは太古の話しですが、脳にはその記憶が残っており、空腹になったときに危機感を感じ、そのような脂肪分や糖分を欲しくなる自分が出てきたりするらしいのです。
ダイエットだけではなく、いろいろなことを含め、これまでの自分と違う自分になろうとするときは、このような太古の脳がそれを止めようと働く傾向があるとのこと。
それを踏まえると、脳の中には自分が二人いることになります。
・目標に向かって自分を変化させようとする自分
・それを全力で阻止しようとする自分(太古の脳)
この二つを冷静に捉えると、確かに意志が弱いのは自分だけの原因ではないかもしれない。そう思うと自己否定も減りますよね。
否定したり後悔すると前進するどころか、後退してしまいます。
もう一人の自分をキャラクター的に名前を付けてみる
では、そんなもう一人の弱い自分が出てきたときに、どう対処するのか。
その方法として「もう一人の弱い自分に名前を付ける」のです。
例えば甘いものを欲しがるもう一人の自分に「クッキーモンスター」という名前を付けてみるとか。
実際に弱いもう一人の自分が出てきたときに「ハイハイ、出てきたな、クッキーモンスター。お前のやりたいようにはさせないよ」
といったように、脳の中で会話をしていくと不思議と対処できたりします。(実践済み)
まとめ
最後に注意する点は、頑張ろうとする自分を拒む「もう一人の自分を決していじめたり、責めたり、否定したりしてはダメ」ということ
それにはまた、科学的な理由があるのです。(このことはまた別の機会にお話ししようと思います)
こんな感じで弱い自分と向き合えるなら、自己否定や後悔などをせずにまた一歩、前進できそうですよね。
以上のことはこちらの本の内容をお伝えしたものです。興味があれば読んでみるのもアリかもですね!
スタンフォードの自分を変える教室
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