【映画感想】SWALLO　異食症の人のお話

映画1本見れるようになるまで、落ち着けるようになりました。

周囲が羨むような暮らしを送る新婚の女性が主役です。
彼女にとって期待にこたえなくてはいけない家庭生活は苦しくて、そんな時妊娠が発覚します。ある日、ガラス玉を飲みたいという衝動に駆られて、飲んでしまう。それから危険なものまで飲むようになって,,,

というお話です。

映画を見ながら私が思ったことが２つあります。

１つ目は、なんで食べれないものを食べたくなるのかということです。

調べてみたら、妊娠初期の女性によくある症状のようです。
よくあるのが氷、髪の毛、土、生のジャガイモ、小麦粉を食べてしまうのだそう。

そもそも異食症の原因は、脳への酸素供給量の不足により、満福中枢障害や体温調節機能障害がおこるためと言われているそうです。
また極度の精神的ストレスも。

だから、主人公のハンターはよくある症状から発症したのかもしれません。

自分がレイプされてできた子である罪悪感と窮屈な家庭生活と妊娠で
過度なストレスと栄養失調になっていたのかもしれません。

妊娠すると鉄分が不足しやすくなります。
だから、異食症が進行しているハンターは、鉄そのものの押しピンや工具、釘を食べっちゃったのかな、、、

2つ目は、精神状況がまともじゃない時は、周りの心配が一切感じられないものなんだなということです。

窮屈な家庭生活だったけれど、ハンターの症状を見て義理の父母や旦那さんは治療に積極的でした。(家族として恥ずかしくないように治したかっただけかもしれませんが。)
心配する人に「大丈夫だからほっといて」と邪魔に感じる姿こそが、正常ではないのかもと思いました。

私も他者からの心配が疎ましく感じてしまう時期があったので、なおさらそう感じました。当時私が疎ましく感じていたものは、愛あってこその心配だったのかもと思うと申し訳ない気持ちになります。

食べられないものを食べてしまう異食症というものを今回の映画で知りました。
また映画最後に、便器が真っ赤になるシーンがあるんですがあれは妊娠中絶したときにおこる反応なのだと知りました。

知らないことを知るのは、すごく面白いです。
映画を見ただけ、お話を見たかっただけなのに
いろいろなことが知れた今日の2時間弱でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
また読みに来てくださると嬉しいです😊