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いつか帰るところ。

noteのお題で「自己紹介をゲームで語る」という企画を見つけたので、せっかくだから好きなゲームについて話したいなと思いました。

わたしが1番好きなゲームは、ファイナルファンタジーという、スクエア・エニックスによって開発・販売されているRPG作品です。

一番好きなナンバリングは9なのですが、今はオンラインサービスの14でもよく遊んでいます。

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FF9が好きな理由

FF9は2000年7月7日発売で、今年の七夕でなんと発売20周年を迎える。20年も前のゲームなのに、わたしの中では全然色褪せなくて、好きであるということが当たり前のゲームになっている。まるで空気というか……。
改めてFF9の好きなところを言葉にするのは難しいけれど、わたしがFF9で1番好きなのは世界観かもしれない。
昔から童話のような世界観が大好きだった。FF9はその世界観を地でいっていると思う。主人公が最初に訪れる街、アレクサンドリアの街並みは、セピア色のような街並みで、流れる曲も相まって、とても暖かい雰囲気。そんな雰囲気がわたしはとても好きだった。
展開も王道、スパイスのラブコメもいい味を出している。ストーリーについては、未プレイの方がいるともったいないので割愛するが、命の大切さについて考えさせられるいいストーリーだと思う。
生きるということ、死ぬということ。
はじめてこのゲームをした時は生きていることなんて当たり前で、死なんて、それこそゲームや物語の中の出来事だった。年をとるごとに、死は身近になっていく。誰でもいつかは死んでしまう。永遠に時が止まってしまう。

生きてるってこと証明できなければ死んでしまっているのと同じなのかなぁ…

メインキャラクター、黒魔道士、ビビのキャッチコピーのこの台詞、とても考えさせられる難しい台詞だなと思う。
わたしは生きてるってこと証明出来るのかな、と思う。でもわたしはなんとか生きている。

話の着地点を見失いそうなので、ストーリーについて語るのはここまでにしよう。未プレイの人はぜひ自分でプレイして、生きることについて自分の答えを探してほしいなと思う。ストーリーもだけど、FF9はキャラクターもとても魅力的で、特にジタンとガーネット(主人公とヒロイン)の2人の関係がわたしはお気に入り。

この記事のテーマが、ゲームで語る自己紹介なのだからFF9の話だけでなく、FFで自己紹介を語らなければならないなと思った。
わたしの母もゲームが好きで、わたしの授乳をしながらFFをしていたと喋っていた。わたしがFFを好きにならないわけがなかった。
幼い頃から母がFFをプレイするのを隣で見ていた。自分ではじめてプレイしたのは9、ではなく10。10もストーリーに涙した。大好きな作品だ。
9をはじめてプレイしたのは確か中学生の時。好きになったら一直線なわたしは、FF9に運命を感じて、それはそれはのめり込んで行った。
七夕には毎年ケーキを買って、FF9の発売日をお祝いした。ヒロインの誕生日の1月15日も同様に。いずれか周りの友達には「りっかちゃんがケーキ買ってるから今日は七夕なんだね」と言われるようになった。
FF9のおかげで、繋がりが増えた。最初のスタートはネットでも、今では一緒に遊んだり、旅行に行ったり出来る友達になった。
わたしの人格形成(といったら大げさだけれど)のひとつになっていると思う。多感な思春期の時に、生死について考える機会になるFF9をプレイできて、好きになれて本当によかった。

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繋がり、好きがあふれた結果、FFのコンサートにも行ったし、別れの物語展にも行った。

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「好き」が有り余ってBARでジタンとガーネットのコンセプトカクテルをつくってもらったりもしました。
左がジタンで、右がガーネット。わたしがジタンのイメージを伝え、友達がガーネットのイメージを伝える。とても幸せな瞬間だった。

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ちなみにこれを作ってくださったBARはこちら。⇒CafeBarKirin

FF14が行っているコンセプトカフェにも何回か行ったりしました。

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ということで、この記事を書くことで、わたしはFFと一緒に育ってきたんだなあということを実感するのと同時に、今FFをきっかけにつながりを持ってくれている人もいっぱいいる中で、たくさんの感謝の気持ちを伝えたいなと思う。

わたしはいろいろな人によく、「友達多いね」と言われる。
たぶん、普通にFFを知らずに生きていたら、絶対に関わることがなかっただろう人がFFのおかげで友達になってくれて、遊んでくれたり、お話してくれたりする。わたしはそれがとても嬉しいし、幸せなことだなと思う。自分ひとりじゃわからなかったたくさんの価値観や、考え方に触れることができて、人と関わるのはあまり上手でないわたしだけれど、なんだかんだ人と関わることは楽しいなと思う。
人と関わることが楽しいと教えてくれたのはきっと、FFなんだろうなと思う。共通の趣味の力は大きいのだ。

これからもたくさんの人と関わり、別れるきっかけもあるだろうけど、細く長く、つながりを大事にしていきたいなと思う。そんなつながりをくれたファイナルファンタジーというゲームのことを、大事にして生きていきたいなと思う。

なんだかかっこよく書こうとしすぎた感もあるけれど、わたしという人間を紹介するにあたって、FF9は切っても切り離せないこと、FF9が大好きなことがこの文章で伝わればいいなと思う。そしてFF9は、いつまでもわたしのいつか帰るところなんだろうな。