みんなどうしてそんなに金を稼げているのだ？

昨年12月、一応冬の賞与が出た。
いつもの月給にちょっと色がついたくらいの額だ。
Yahoo!ニュースとかで『公務員のボーナスが…』みたいな記事を見ると、私の2.5倍くらいの金額をもらっていることがわかるので毎回びびる。
そういえば、それこそボーナスが出たくらいの時期に近所のATMにお金を下ろしに行った際、見知らぬ人の給与明細書がATMの端に放置されているのを発見した。
好奇心が抑えられず、横目でそこに書かれている数値を読み取った。
基本給が30万と書いてあった。
マジかよ。
私の基本給はその半分に近いと思っていただいて差し支えない。
自分で言うのもなんだが、私は世間から大変有り難がられる仕事をしている。
しかし、給与明細書をATMに忘れていっちゃう粗忽な男性（明らかに男性の名前だった）の半分の基本給で働いているのだ。おまえは一体どんな仕事をしているんだ、粗忽者。
ちなみに余談だが同じATMに並んだ人はみんなめっちゃ同じ紙をガン見しており『人間』を感じた。

さて、元旦は能登半島地震が起きた。
私の住む街も実は結構被害を受けたのだが、もちろん能登に住んでおられる方々とは比べ物にならない。
私の家の近くのスーパーにも募金箱が設置されていて、景気良く1000円札などが多数入っている。
私はといえば、Yahoo!（Yahoo!と生活を共にし過ぎている）募金からTポイントをいくらか寄付したくらいてある。
なにせ、私には金がないのだ。

スーパーに置かれた透明な四角い募金箱。あそこに紙幣を入れられる人の経済力（と善意）を心底羨ましく思う。
必要な時に必要な金が出せるくらいの稼ぎが欲しい。
私なら給与明細書を置き忘れるようなうっかりミスはしないので、誰か高額で雇ってくれ。