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外務省から、突然電話がかかってきた話。

「外務省から電話かかってきたぞ。」

 突然、父から電話がかかってきた。

「わたし、ついに世界を股にかけてやらかすようになったのか?」

私は定期的に何かををやらかす「やらかし系人材」なので、やらかすのは慣れている。

けれど、さすがに今回は、スケールが大きい。

なんてったって、「外務省」。日本の国益を守るために、外国諸国とやり取りする省庁だ。やらかしは、とうとうここまできてしまったか、、、。


「詳細は、本人にしか言えないそうだから、ここに電話をかけてほしい」


あー、わたしもそろそろ終わりか。

さすがに、外務省様相手じゃ、笑ってごまかして、全力ダッシュ。

みたいなお得意技は、通用しない。相手が強すぎる。分が悪い。

そんなことを思いながら、父がくれた電話番号の数字を1つ1つ打ち込む。


”わかったら、すぐに電話してくれよ。お父さん心配だから”

そんじゃそこらのことじゃ、騒ぎ立てない父のどこか不安そうな声が、脳裏によぎる。

お父さん、ごめんー。

あなたのおかげで、私は今まで毎日、自由に楽しく生きてきたけど、どこかで一線を超えてしまったかもしれない。



「あのー、父から聞いたんですが、電話いただいたみたいで。
 いさまりかです。」










「こちら、外務省領事局政策課です。在留届の件で、お電話させていただきました。いさまりかさんのオーストラリアでの滞在記録なんですが、、、、」



…..


単に私が帰国してから、在留届を更新していなかったらしく、その確認のための電話でした(笑)

わたし、国のルールも守るのが苦手らしい。
(それはそれで大丈夫なのか?ってかんじだけど)



茶番にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

すぐに父に電話して、事情を説明したら、

「よかったなあ。お父さん心配しちゃったじゃないか」

という父親がかわいすぎて、微笑んでしまったのは、ここだけの秘密です。

みんな、ちゃんとルール守ろうね(笑)


p.s
これをインスタストーリーに投稿したら、「無事で何よりです」というようなコメントを多々いただきました。みんな優しい><。

度々やらかすのに、いつもなんだかんだ支えてくれるみんなにもこの場を借りてお礼申し上げます。いつもありがとう~!


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