漬物

ここ数ヶ月漬け物作りにハマっている。単純に自分が漬け物が好きだからなんだけど、もうおばちゃんだし糠味噌くさいおばちゃんでいい。昨年末、ひょんなことから新しく居酒屋さんを始めた美人のミエさんとお知り合いになった。

「みちこさん！この漬け物、買わせて下さい」差し入れに持っていった漬け物を食べたミエさんに突然言われ、社交辞令が通じないわたしは後日本当に数キロ持っていった。

その後何度かお店に行くと、「評判いいので、是非漬け物プロデュースして下さい」
はたまた真に受けて、別の漬け物を漬けることにした。
だけど実はわたしには、漬け物の先生がいる。息子の親友じょう君のお母さん。
義理のお父さん、お母さんとスープの冷めない距離に住んでいて、長年家族の食事もお母さんと一緒に作ってきた人。年配の方達との交流も多いから、ちょこちょことした昔ながらのお料理に詳しくて、わたしもご相伴に預かってきた。

「新しい漬け物教えて」って言ったら、出てくる出てくる。今ってクックパッド開けばなんでもあるけど、よく考えてみると年配の方ってあまりレシピを出していないかもしれない。
実家のお隣りのおばさんに教えて貰って去年好評だったという「糖絞り大根」に早速チャレンジ。
干さなくていいので簡単なんだけど、塩の案配が難しい。漬かるのに一週間かかるから、二度失敗して、一か月後ようやく美味しい漬け物ができた。

セロリ苦手だけど、セロリのピリ辛漬けも教えて貰った。春になったら小茄子の辛子漬けもいいな。
じょう君のお母さんと春になったら一緒にお店に行く約束になっている。
ミエさんに、「漬け物の先生はこちらの方です」って紹介するのが楽しみだ。