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日本刀@蔦屋銀座

美しい姿、鈍く光る刀身、唯一無二の刃文。ご飯何杯もイケそうです。

鬼滅の刃で刀の人気が高まっているようです。


銀座シックスで日本刀を見ました。

過去の銘刀から、現代の名工である河内國平さん(人間国宝に従事した無形文化財保持者。)の作品が展示販売されています。

折れず、曲がらず、切れる日本刀は、たたらという製法で3日間夜通しでないと精製できない「玉鋼」を使い、その熱した玉鋼の両面を交互に15回ほど鍛錬し、3万ほどの層が重なりあった状態になっています。

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鉧 (けら。粗鋼の塊) の中に3分の2程度含まれる玉鋼。色がついているのは熱による薄い酸化膜をはったせいです。わずかな膜の厚さで色が異なるということで、本当に美しいです。

砂鉄を原料とし、灼熱の炎が燃え盛る高温の部屋の中で、三日三晩不眠不休で続けるたたら操業で精製されます。

現代の溶鉱炉で作られたものだと、含まれる炭素量の関係で、刀にしても折れてしまうそうです。手間暇かけるには理由があるのですね。


美術館で刀のコーナーといえば男の子たちの遊び場でした。

いまは老若の女性たちが長い時間真剣に鑑賞しています。

これからは鬼滅の刃効果で、全世代が注目することになるのでしょうか。

いろいろなところから様々なものに興味を持つのはとても素晴らしいことで、この変化を喜びながら見守りたいです。



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