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うちの『もふひよ』を紹介しよう。片足セキセイインコの暮らし

うちのセキセイインコは

もふ(オス)青色

ひよ(メス)黄色

2羽います。うちのこ、可愛いでしょ?


どちらもペットショップで出会った2羽ですが、

普通のインコにはない『生まれつきの、ある特徴』も持っています。


そこで今日は、そんな『もふひよ』の日常と、

彼らとの『出会い』について、少しお話ししてみようかなと。



2羽一緒に撮るのは、なかなか大変なんです


もふひよは、ブルーとイエローのインコ夫婦。


品種としては、

青「オパーリン」

黄「ルチノー」なんて呼ぶそうです。


同時に2羽を写真に撮るのは、なかなか困難なことで…


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先ほどインコ自己紹介のためにシャカシャカ撮りまくって、これが本日の私史上最高傑作。


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特に、もふちゃん(オス)の方が、好奇心旺盛でiPhone大好きなので


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カメラを向けるとどんどん近づいて


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バサササッ


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ガシっ!


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「おう、なんだおまえ。おららを撮りたいのか?いいぞ、好きなだけ撮らせてやるぞ」


近い・・・


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凛々しいぞ、もふ男。


もふちゃんは、カメラを向けるとずっとこんな感じで付きまとう、人懐っこいインコです。


もふちゃんは、巣立ち間近のヒナでした


もふちゃんとの出会いは、ペットショップ。

さし餌もそろそろ卒業くらいの、だいぶ羽も生えそろっている巣立ち間近のヒナでした。


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もふちゃんがわが家にやってくる、ちょっと前まで

うちには『キンカチョウ』がいたんですね。


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キンカチョウのふーちゃん。

もともとカゴの鳥だったのが、子どもたちの成長とともに、カゴの外に出して遊ぶことが増え

長寿をまっとうする前に、楽しい時間を過ごすことができました。

もちろん、ずっとカゴの中で静かに暮らしてきた彼にとって、それが幸せなことだったのか本当のところはわからないけれど、

私たち親子にとって、かけがえのない思い出になったことは、確かでした。


そんなこともあって、次の鳥さんを迎えるときは

ヒナから飼って『手のりインコ』にしたいね

と、子どもたちと話していたんです。

 

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もふちゃんは、明るく人懐っこい性格なのもあって、すぐに家族に慣れましたが、


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あくまで、彼は『自由を好むタイプ』でした。


カゴから出せば『ガガガッ!』と叫びながら部屋中を狂ったように飛び回り、

子どもたちの机の上に置かれた、ペンや消しゴム、ぬいぐるみなんかを、片っ端から落として遊んで回るのが1番の趣味。


わが家では、彼のことを『おバカ男子』と呼んでいます。


インコは2語文を理解する?


もふちゃんはモノマネも得意で、

「もふちゃんかわいい」「ひよちゃんかわいい」を教えたところ

モフチャンカワイー!ヒヨチャンカワイー!カワイー、カワイー、カワイイーーーッ!!!

って「カワイー」を連呼します。


インコも何気に『2語文』を理解しているのかもしれません。


また、iPhoneのシャッター音の

モノマネも大好きというか勝手に覚えましたね。


カメラで『パシャ』っと撮ると同時に

彼は『パシャアア』って叫ぶんですが

これがなかなかiPhoneのパシャアアそのものクオリティで飼い主としては鼻が高いです。


いつかパシャアア!のモノマネ動画撮れたらnoteに公開してうちの子自慢します。


片足セキセイインコ・ひよちゃん


その約半年後。

もふちゃんの『お嫁さん』としてわが家に迎えたのが、ひよちゃんです。


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セキセイインコは、雛の時期にオスメスの区別ができないので『成鳥のメス』を探していたんですね。

長女ちゃんが『女の子は黄色がいいな』と言っていて、

ちょうどその頃ペットショップで、真っ黄色のルチノーに出会ったのが、ひよちゃんだったんですが…


あなたは、気がついたでしょうか?


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ひよちゃんは『片足が無い』んです。


正確には、左足の先がなくて『棒』になってる状態。


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でも、普通に自分で餌を食べるし、


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行きたい場所に、自分で、器用に移動するし


そして、

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にぎころ』が大嫌いで、めっちゃ噛みつきます。


その噛みつきっぷりは本気かつ豪快で幾度となく『流血騒ぎ』になってますが、鳥さんをもふもふするのが趣味の飼い主に出会ったのが運の尽き。

私の溢れんばかりの『鳥愛』を素直に受け入れてほしいところです。(そして今日も懲りずにガブリと噛まれる)




鬼嫁ぴよりのリラックスモード


彼女は、本当に気が強くて

もふ男も飼い主もしつこいタイプなので、よく怒られます。


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たとえば、ひよちゃんは

特に、小松菜と生フルーツフードが大好きで

新しく入れ替えると、目の色を変えてガツガツ食べ始めるわけです。


でも、もふ男も食べたくて行くんだけど

ぴよりに『ガッ!』と攻撃されて近づけない。

嫁がひとしきり食べ終わるまで、夫は我慢です。


ぴよりちゃんは、さしずめ『鬼嫁』といったところですね。


そんな鬼嫁ぴよりちゃんは


わが家に来るまで、

ペットショップの鳥カゴで暮らしていたわけですが、


ちょっと!

これを見てくださいよっ!!!


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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 

ひよちゃん、リラックスモードーーーっ!!!


ね?ね?かわいいでしょ??

ぽてっと寝そべってるのよ〜

も〜かわゆすぎるでしょ〜??(о´∀`о)


なぜなら、片足インコは、休めない。


インコというのは、基本、

『止まり木』に立って生活するものなんです。


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ペットショップでは、鳥カゴの中は止まり木だけですし、野生の鳥も、基本的に高いところ(木の枝や電線など)で休むのを好みますよね。


そして鳥さんは、片足で立つのが好きなんです。

両足を交互に入れ替えて、片足ずつ、羽の中で温めたり休めたりするんですね。


ところが、ひよちゃんは左足の先が無いから

左足では、立てないんですよ。


彼女にとっては、

常に、右足で立つのが普通で

右足に負担がかかっている状態が、日常だったわけ。


でも、ひよちゃんをわが家に迎え入れてから

止まり木の設置間隔を1cm単位で調整したり

木のはしごを設置して歩いて移動しやすくしたり

餌入れや水差しの置き場は首を伸ばさなくても届くところにしてみたり…


片足のひよちゃんが、

少しでも過ごしやすいように

暮らしやすいようにと工夫した結果


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これですよ〜〜っ!!


巣箱の上なら、ひよちゃん

両足をいっぺんに休められるのよ〜!


巣箱の上で、ぺたんこになってウトウト眠っちゃったりするんですよ??


文鳥のぺたんこはよく見ますけど

セキセイインコの『大福もち』って

なかなか無くないですか??


うちのこ、かわゆすぎるでしょ〜?!?!

カワイー!カワイー!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+


ひよちゃん腹這い右足カリカリキターーっ!!!


そんで、さらに!さらに!!


鳥さんは、暇さえあれば『羽づくろい』するでしょう?

クチバシで羽をほぐほぐしたり、足でカリカリっと頭を掻いたりしますよね。


でも、ひよちゃんはいつも右足で立ってるから

左側のカリカリはできても

右側のカリカリは不可能なんです。


ところが!


巣箱の上ならぺたんこで両足リラックス解放できることに気がついたひよちゃんは


なんと!

腹ばい右足カリカリスキルを習得!!


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・・・その決定的瞬間の写真はまだ撮れていないので、もふ男の羽づくろい写真をここに納めます。笑


ひよちゃんの右足カリカリを見るたびに、

ひよちゃんの幸せと彼女に出会えた幸せを感じ

私は勝手に、なんとも言えない多幸感でいっぱいになるのです。。。(*´ω`*)


強気の、3000円


うちのひよちゃんとは

もふ男と同じペットショップで出会ったんですが

本当は『出会うはずのない鳥』でした。


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「あれ、、、この子、片方、足が無くない?」


ペットショップの鳥コーナーで

『セキセイインコ黄色(メス)3000円』

鳥カゴに貼られた値札を見たとき


私は正直、

『強気の3000円(笑)』

って思いました。


いや、だって、

他の普通のセキセイも3000円なんですよ。

片足のインコとかわざわざ選んで買わないでしょう。


でも・・・なんか気になる。


いやいや、でも、うちのもふちゃんは、やんちゃで活発な若鳥だから危なっかしいし…

家を長く空けるときに車で実家に連れて行くこともあるから、片足で長距離移動するのも大変だからね?


「この子は、さすがに無理だよ」

「誰か、いい飼い主が見つかるといいね」


って、自分と子どもたちに言い聞かせて、店を後にしたんです。


ところが・・・

その後も、ひよちゃんのことがずっと気になってて

(すでに勝手に名前をつけて呼んでいた)


「今日もまだいたね」

「売れてないね」

子どもたちとひよちゃんを見に行くのが習慣になって


3ヶ月ほど、その状態が続いて

「やっぱ、ひよちゃん、飼うか(笑)」

ってことに。


障害を持つ動物は、店頭に並ばない


ひよちゃんを迎えることに決めて

店員さんに話を聞いたのですが


ひよちゃんが片足なのは

怪我ではなく『生まれつき』だったようです。

(よく見ると、右足の爪とかも変形していたりする)


そして、片足のように障害を持つ鳥は

本来、店頭に並ぶことは無いんだそうで。


ひよちゃんは、どういうわけか

仕入れのときの検体を通り抜けてしまったようで


店頭に並んでからも、しばらく

片足が無いことに気づかなかったため

返品することもできず、

そのまま販売を続けていたんですって。


障害・病気のある仔は『肉食の餌』になる現実


後日、知ることになるのだけど…


こういった障害・病気を持つ小動物は

肉食動物の餌や肥料になるのが普通

なんだそうです。


その事実を聞いたとき、多少驚きはしましたが

特別ショックを受けることもなく

むしろ「そうだよねー」って、思いました。


だって、

爬虫類や猛禽類が『生肉』を好むのは当たり前だし

私も普通に『焼き鳥』や『鳥の唐揚げ』食べるしね。


それに、初めてひよちゃん見たとき

『強気の3000円』って思ったのも事実。


じっさい、彼女は、

お店に並んでもなかなか売れなかった。


これが、ペット業界の『リアルな現実』


もふひよと暮らす幸せ


というわけで、私は

こういったことに対して、声を高らかに上げて世間に訴えたい気持ちとかは、特に無い。


ただ、ひよちゃんのことは

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めちゃくちゃすごい、運の持ち主だなー!

って思う。


私は、もふひよとの暮らしを本当に気に入っていて


ひよちゃんは片足だけど、

むしろ、もふ男よりずっと強くて凶暴で自立していて


レモンイエローの羽はしっとりツヤツヤで

うっとりするほどなめらかで柔らかくて


もふもふフガフガしつこい飼い主の私を

きっとひよちゃんはかなり嫌っているのだけど

それでも構わないからずっと一緒にいたくて(もはやストーカー)


もふひよは、普通に考えれば

出会うことの無かった鳥さん夫婦であって


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そんな、鳥のいる生活が、

私はすごく幸せだし、気に入っている。






2021.8.6 もふちゃん永眠しました。


2023年 ひよちゃんも、もふおの元へ旅立ちました。


たくさん、たくさん、ありがとう。



追記 障害ある小鳥の保護活動「ことりのおうち」


障害や病気を抱えた鳥・小動物の

保護活動・里親探しをしているお店があります。


ことりのおうち(神奈川県藤沢市)

https://www.facebook.com/kotori.aqua/


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ことりのおうちさんは募金・支援を受け付けています。鳥カフェに遊びに行くのも応援になるかと。

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