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ひよちゃん、またね。


ひよちゃん


ぴよこ


ぴよばあ



ひよちゃん、

9月に旅立ちました。


日に日に足腰が弱って

日に日に飛べなくなって



今にも昇天しそうな姿を見るにつけ

いついってもおかしくないのだと

子どもたちと心がまえをし、



今晩はもうダメかも…

と言いつづけて


まる一年以上。




ぴよばあ!

元気じゃん!!

またシヌシヌ詐欺だ〜〜〜〜!!笑




軽口をたたけるほど

旅立ちが怖くなくなるほど

ぴよばあは長生きしてくれました。




もふおのお嫁さんとして

わが家にやってきた、ひよちゃんは





人にはまったく

懐きませんでしたが、



もふおだけには

心をゆるし、




後からやってきた

うみ&つきや、



もちこやら

こめこやら

ニューフェイスが増えるたび、





受け入れてみたり

受け入れてみなかったり




ひよちゃんは、

いつだって凛と佇み



ときに凶暴で


ときに鬼嫁で



なめらかに輝く女神は

手の届かぬ高嶺の花で



ときどき見せる

うとうと寝顔に

われらは胸を射抜かれるのでした。




もふおが旅立ってから

ぴよこは、うみこ♂と仲良くなって



しかし、つきこ♂も

アピってくるものだから

男女のトラブルが絶えず笑



晩年は、こめこ♀との

同居生活に落ち着きました。




昨年末から、ぴよこは

だんだんと動かなくなって

寝ていることが増えてきて



人に触られることさえ

嫌がらなくなって



いつもは、ぴよこがうみこを

カリカリしていたのに

さいごは、うみこがぴよこを

カリカリするようになって


そこは目だから痛いよ、うみこ笑



しまいには、



手の中で

完全に身を委ねて


サワサワしても

モフモフしても



うっとり

まったりと

くつろぐようになりました。


最後の日も、やっぱり

シヌシヌ詐欺をチラつかせながら


私の手の中で

子どもたちの手の中で

旅立ちの、その瞬間まで

かぞくを立ち会わせてくれました。



ぴよことは、そんな日々を

過ごしてきたものだから、


『老い』や『死』というものに

充分に向き合わせてもらったような

気持ちがしていて、



「もふおは迎えに来てくれたかなぁ」

「もふおはアホだからどうかねぇ
遅刻してぴよこに怒られてるかも笑」

「もちことぴよこは久しぶりだよね」

「これでようやく、もふおも
あの白い鳥が誰なのかわかるね笑」


私たちのそばには

いつも彼らがいっしょにいたから、




だからなのか、ぴよこのことを

あらためてnoteに書く気持ちに

なかなかなれなかった。



最後の1枚は、


うみこと、ぴよこと、わたし。




ひよちゃん、またね。





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