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TEENAGERへの手紙 人生デザインできる大人になるために

金髪、ピアス、ネイルも… 「校則ゼロ」の学校が問いかけるもの | 毎日新聞 (mainichi.jp)

社説:ブラック校則の見直し 子どもの人権守る視点で | 毎日新聞 (mainichi.jp)

どちらもこの数年の間の記事。
「10代」と括っても同じ時代、同じ国の同世代でこれだけ見方が違う。
私個人としてはどっちがいいとも思わない。

ちなみに私が学生だった頃、
「自分で勝ち取る」「自分で選ぶ」で生きてたので
多分どっちに行ってもそれなりに馴染んでやってたと思う。

うちの子は高校生だった時に「大学生は楽しい」と聞いていて
楽しみして大学に進学した。
いざ大学に行ってみたら「高校の時の方が楽しかった」らしい。

なんでかわかります?
「我慢しすぎてた」訳でもなく、「やりすぎた」訳でもなかったから。

先に書いた金髪OK対応の学校に通うなら
自由と共に責任を覚えなきゃいけないし、
「自由にしたい」を達成したらその次を考えないと
残りの長い人生が相当つまらなくなると思う。

逆にブラック校則の学校。
確かに「今どきそこまでやらんでも」と思うけど
「これはおかしい」と闘う事を覚えたり、
反発心をどう正しく伝えるかを勉強するチャンスだったりする。
こういう学校に通ってた子は大学に行って
「自由だぁ」を謳歌するんだと思う。

「今いる場所でどうベストに過ごすか」
「今いる環境の不条理とどう戦うのか」
これができなきゃどっちのタイプの学校に行っても
「目の前のこと」だけで終わっていくと思う。

私自身はやりたい部活のない学校に進学し、
自分たちで部活立ち上げたりしてた。
結局在学中に「部」としては認められず「同好会」だったから
大会にも出れないし、既存の部活の子から見たら
「イタイやつら」だったかもしれない。
でも、相当楽しかったよ。

「制服がかわいいから」「校則が自由だから」
「進学率がいいから」「有名校だから」
進学先を決める理由は人それぞれだとは思うけど。

「進学したらOK」までしか見えてないと
全然楽しくなくなるよ?
これって社会に出てからもそうだから。

少しずつ自分の進路を選ぶ機会が増えて不安も大きいと思う。
でも、就職してから「こっちやりたいな」って
また大学にはいる大人だっている。

「これ」って決めた職種が想像以上に合わなかったり、
「いや、こっちやってみたい」に後から出会うことだってある。

だから10代のみんなには「目の前をよくする」事より
「どう学ぶか」「誰から学ぶか」「何を学ぶか」の
自分に合った探し方や学び方を身につけてほしい。

多少失敗してもたった数年。
「20歳越えたら楽しめないじゃん」思っちゃうかもしれない。

でも大人も「できる人」ぶってるけど結構中身はみんなと変わんないよ?
悩んでるし、不安だし、失敗もいっぱいするしかっこつけてるだけだから。

自分がいつか死ぬときに振り返ってみて
「あ、自分の人生悪くなかったな」って思えればOKよ。

もしいま辛いのなら今やめちゃだめよ。
私、最初に人生辞めたいって思ったの8歳の時だったけど
それから数年間は全然楽しくもなくて何ならつらいばっかりで。
「あぁ、大した人生じゃねぇな…」とか思ってたけど
そこから何倍も生きた今、「悪くなかった」にやっと行きつけたから。

あの時人生辞めてたら生まれた意味はなかったと思う。
「なぜ生まれたのか」「なぜ生きるのか」に
意味を持たせられるのは自分自身だけ。

今回この文章に出会ってくれたのは何かの縁。
少しだけいいこと積み重ねはじめてみない?

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